日本初!棚田を活用したサブスク式キャンプ場が宮崎・高千穂に誕生

合同会社Trailhead(トレイルヘッド)は、“高千穂にアウトドアの入口をつくる”ことを掲げて、アウトドアアクティビティを創出する会社として創業。農閑期の棚田を活用したキャンプ場「タカチホ棚田キャンプ」の運営を2022年11月から開始する。

棚田の自由なキャンプ場

タカチホ棚田キャンプは11月~4月の農閑期に使われていない棚田を活用して、会員制のキャンプ場として貸し出しをする。広大なフィールドを少数の会員で利用できるため、のびのびとキャンプを楽しめる。さらに、地域の方々の協力により、森の間伐・手入れをして出た枝などを薪として使い放題のサービスも付属。チェックインもアウトもない、自由なキャンプ場だ。

サブスク式キャンプの利用プランは、会員+1名まで利用できる「ソロ+プラン」20,000円(税込)と会員他4名までメンバー登録と同行できる「グループプラン」25,000円(税込)の2プラン。サブスク利用期間は両プランとも3か月間となっている。

地域とのつながりを生み出す

タカチホ棚田キャンプは、先人たちがつくってきた風景・風土を知り、守り、楽しむ企画となっている。キャンプ場の収益の一部を、棚田持ち主や自治会、神社さんへ寄付をすることで、地域にとっては、棚田の風景を知ってもらい、交流が生まれて収益にも繋がる。キャンパーの方々には、広大なフィールドと薪が使い放題というメリットもあり、地域との繋がりが生まれる。

3ヶ月プランのみとしたのは、こうした地域とのつながりをより多く、より濃くしてもらいたいと思いから設定されている。滞在が長くなればなるほど、会員にとってはお得になり、地域にとっては、買い物や温泉を通した交流が増え、地域に還元されていく。この仕組みが広がることで、既存の田んぼの有効利用となり、関係人口の増加も見込める。そして地域と密接に関わることで地域が潤う、サステナブルな取り組みとなっている。また地域の田んぼを守り活用していくことを心がけ、今回の取り組みでは耕作放棄地ではなく、現在も稲作が行われている田んぼを利用する。

自由な棚田キャンプ場で地域の循環を生み出す

地方のありのままの自然を体感できるタカチホ棚田キャンプ。キャンパーが自由にキャンプを楽しむだけでなく、場所を提供している地元に還元もできる。楽しむ人と提供する人がどちらも良いカタチで地域と関われる仕組みだ。ただ楽しむだけでなく、その場に関わる方々へ思いを寄せながらキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか。

※「日本初」は日本国内における「棚田を活用したサブスクリプション式キャンプ場」として(2022年7月時点での合同会社Trailhead調べによるもの)

 
【タカチホ棚田キャンプサービス概要】
・期間:11月~1月・2月~4月 2クール
・会員数:30組
・価格:3ヶ月
ソロ+プラン  20,000円(税込) 会員+1名までご同行いただけます。
グループプラン 25,000円(税込) 会員他4名までメンバー登録でき、会員とともにご同行いただけます。

【参照サイト】TrailHead 公式サイト