ジビエの魅力を楽しく体感!8/31-9/1「山のお肉と大地のフェス」宮城県仙台市にて開催

「食べることは生きること」

人は水を飲み、食べ物を口にすることで生きることができている。人間にとって食は人の体をつくり、心を育む大切な営み。しかし、ふと考える。

当たり前のように口にしている食材はどこからやってきているのだろう。

スーパーで簡単に手に入る食材も、一つひとつが土壌や海から得ているものだと感じながら、日々みんな食べているだろうか。そこには野菜を育てる農家さんがいて、海で魚を獲る漁師さんの存在がある。

山に生息する動物たちの猟を行う猟師さんも同じだ。食は自然によってうまれた産物から成っている。そう考えると、食事を粗末にしてはならない。そんな考えに至る。

ジビエの世界に浸る、魅力あふれるフェス

宮城県仙台市にある青葉山公園にて、2024年8月31日〜9月1日「山のお肉と大地のフェス」が開催される。主催は、株式会社FERMENTOが運営するブランド「Antler Crafts」。このイベントは、FERMENTOが、北海道でお店を構える野生肉専門店「やせいのおにく」や石巻市、足寄町と共同で「ジビエ鹿肉市場開発コンソーシアム」を結成し、その第一弾イベントとしたもの。イベントでは、全国の猟師や「ハンターシェフ」と呼ばれるシェフたちが集まり、ジビエを学び、楽しく体験する機会を提供する。

FERMENTOは、ジビエの卸販売や加工品の共同開発、コンサルティングを行いながら、持続可能な自然体験を提供している。狩猟だけでなく、山菜や果実の採取、渓流釣りなどを通じて、自然の恵みを学ぶワークショップやツアーも展開。このような取り組みは、持続可能な観光の一環として、観光業界に新たな価値を提供する可能性を秘めている。

1日目は約40店舗のマルシェやスペシャルライブが!

イベント初日は、青葉山公園にてシンポジウムとマルシェが行われる。シンポジウムでは、自然に向き合い狩猟採集をしながら生活をしている人たちや、森の管理をしている人、命や生産者と向き合い料理をしている人が集結。「食」や「自然」「狩猟」などをテーマに、 私たちが生きていく上で欠かせない “食と自然の大切さ”、そして “自然と共に生きる未来” について学ぶことができる。

また、マルシェでは、地元宮城をはじめ、全国各地のレストラン・カフェ、酒蔵、雑貨屋など、約40店舗が集結。ジビエ商品の販売や、ワイン・日本酒・コーヒーなどのドリンクが提供される。木や自然と触れ合う子ども向けのワークショップも開催されるため、大人から子どもまで楽しめる。

そして、1日目はシンポジウムステージにて、Mr.Childrenへの楽曲提供で知られる四家卯大氏や、アイヌの伝統歌を歌うマユンキキ氏によるスペシャルライブも行われる。

2日目は、著名シェフやハンターシェフたちによる特別な食体験

2日目は、KAMOSUBA 醸場にて食の未来を考える全国のハンターシェフと、宮城県で食を追求するシェフたちによるジビエを使ったスペシャルダイニングセッションが行われる。西麻布にフレンチレストラン「L’ Effervescence」の生江史伸シェフや、国内外のコンクールで数々の受賞歴を誇る「METZGEREI KUSUDA」の楠田裕彦シェフなどの著名な料理人に加え、自ら狩猟を行い、獲った鹿を料理に提供するハンターシェフが全国から集結。地元のシェフたちと共にこの日だけのコース料理を提供する。参加者は、食の未来を考える貴重な体験をすることができる。

食べることのありがたみを感じる

「山のお肉と大地のフェス」は、ジビエ文化を体験し、持続可能な未来を考える絶好の機会だ。人間の基本的な営み “食べること” についてしっかり考えて、自然や命のありがたみを感じたい。

自然と共に生きる未来を考えるこのフェスティバルに参加し、ジビエの魅力を存分に味わってみてはいかがだろうか。

【イベント概要】
1日目「シンポジウム&マルシェ」
日時:2024年8月31日 10:00〜17:00
会場:青葉山公園 「仙臺緑彩館」前広場(宮城県仙台市青葉区川内)
料金:入場無料

2日目「セッションダイニング」
日時:2024年9月1日 第一部 11:00〜13:30 / 第二部 14:00〜16:30
会場:KAMOSUBA 醸場(宮城県仙台市青葉区国分町 1-8-14 仙台協立第2ビル 1F)
料金:30,000円(消費税込・ペアリングドリンクを含む)
完全予約制:チケットのお申込みはこちらから

【参照サイト】「山のお肉と大地のフェス」特設イベントサイト
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