大切な人とのお別れをケアの場に。循環葬®︎の森で行う小さなお別れ会「Forest Gathering」

大切な人とのお別れは特別にしたい時間だ。
お別れを悲しいこととして捉えるだけでなく、少しでもポジティブに生命のつながりを感じたい。

at FOREST株式会社は、関西で名高い北摂の霊場「能勢妙見山」(大阪府・能勢町)を拠点に展開する、人と地球にやさしい循環葬®︎「RETURN TO NATURE」の森にて、グリーフケア(喪失のケア)につながる森の小さなお別れ会「Forest Gathering(フォレストギャザリング)」サービスを開始する。

これまでの一般的な葬儀では、故人との別れ=悲しみとして強いイメージが残るが、強い悲しみのイメージはご遺族の心身にとって負担が大きくなる。心身のケアをしながら、地球にもやさしく、穏やかな気持ちになれる新しいかたちの葬儀が求められそうだ。

お葬式の形態は変化している

近年、お葬式の形態は家族や近親者のみで行う「家族葬」のようなケースが主流となり、通夜も告別式も行わない「直葬」も増加傾向にある。金銭的負担が少ないことや、事前に葬儀の準備や相談をする「終活」を行う人が増えたことも影響しているだろう。

葬儀だけでなく祭壇も多様化しており、既存のスタイルにとらわれず自由に葬儀を行うケースも多くある。故人の気持ちだけでなく残された遺族の気持ちにも寄り添う、そんな葬儀を望む人が増えており、遺族のグリーフケアにも注目が高まっている。

循環葬®︎「RETURN TO NATURE」

at FOREST株式会社は時流を踏まえて、森の中で行う最大12名までの少人数制のお別れ会サービスをスタートする。循環葬®︎「RETURN TO NATURE」とは、「森と生きる・森に還る・森をつくる」を合言葉に、墓標も何も残さず森林に埋葬するサービスだ。

生前時から森林浴の場として森を利用することができ、ご遺骨は自然との循環を促す方法で埋葬をする。売上の一部は、拠点となる森の保全活動に充てると共に、森林保全団体に寄付される仕組みとなっており、誰にでも訪れる〝死〟を森づくりにつなげ、自然豊かな未来に貢献するのが循環葬だ。

循環葬®︎の森で行うお別れ会「Forest Gathering」

at FOREST株式会社の「Forest Gathering」は、今までのお葬式の形や慣習にとらわれない、遺族の心を森林と食事で癒す、グリーフケア(喪失のケア)につながるお別れ会を提供する。

大切な人の命を深い緑の生命体の中に感じる

緑に囲まれたデッキで過ごすForest Gatheringは、森林浴の効果も期待できる。目で緑を楽しみ、森の音に耳を傾け、木々の香りに心を和ませる。そして手で触れてその生命とつながり、新鮮な空気を体いっぱいに取り込む。森林浴はストレスの減少、免疫効果の増進、生理機能の活性化にもつながる。

しかし、森が喪(グリーフ)の空間であることは、あまり語られていない。森は命の儚さと美しさが一年を通して循環する場所であり、森の中で五感を澄ませ、静かに想いを馳せれば「あちら」と「こちら」の境界線が緩やかに溶け、大切な人の命を深い緑の生命体の中に、感じることができる場所だ。全ての感情をありのまま受け取り、移りゆく想いに身を揺らしながら、その命が生きた証を自分たちの命にしっかりと刻んでいく時間を過ごしていただきたい。

心と身体にやさしい料理

お別れ会で提供されるお料理は、地元能勢の食材を使ったケータリングサービスを行う「TOGO BOOKS nomadik」が提供。心と身体にやさしいお料理を、循環葬(埋葬)当日や生前葬、人生の節目の食事会などにも利用できる。

循環葬の森で心が穏やかに、さまざまな想いを感じ取る優しいひとときを体験してみてはいかがだろうか。

【Forest Gathering概要】
・料金:5名様の場合 253,000円(税込)フード・デザート・ドリンク含む
1名様追加ごとに+16,500円(税込)
・対応人数:3名〜12名様

【参照サイト】循環葬 Return to Nature 公式サイト
【参照サイト】at FOREST株式会社 公式サイト

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