楽天株式会社は2月8日、新潟県のDMOである一般社団法人雪国観光圏と連携し、楽天が運営する旅行体験予約サービス「Voyagin(ボヤジン)」にて、雪のないシーズンでも楽しむことができるように開発した体験プログラムと雪国観光圏のコワーキングスペースの予約受付を開始したことを発表した。
雪国観光圏は、新潟県の湯沢町・南魚沼市・魚沼市・十日町市・津南町、群馬県のみなかみ町、長野県の栄村の3県7市町村を圏域とし、広域観光圏として地域振興を推進するDMOだ。2020年11月からは春から秋にかけての集客力を強化するため、「スタディケーション&ワーケーションスポットとトレイルアクティビティの連携事業」に取り組み、圏域の魅力である自然体験を中心に、大人も子どもも地域ならではの体験プログラムを楽しみながら、宿泊施設やコワーキングスペースで仕事や勉強ができる新しい滞在の形の実現に向けて注力してきた。
また、新型コロナウイルス感染症対策マニュアルを作成し運用することで、国内旅行者はもちろん、将来的な訪日旅行者の受け入れ態勢の整備も図っている。
Voyaginでは、自転車で農村を散策しながら、湧水で淹れた抹茶や伝統和菓子、地元農園での野菜収穫体験ができる「越後湯沢サイクリング&ウォーキングツアー」や、古道・松之山街道を中心に村から村をトレッキングし、国内有数の棚田「星峠の棚田」を望む体験や笹団子作りを楽しめるトレッキングツアーなどのプログラムを提供する。これにより、雪のない季節だからこそ味わえる雪国観光圏の観光需要を喚起し、地域の観光資源の魅力も発信する。
世界でも珍しい人が住む豪雪地である新潟県には、雪に閉ざされるがゆえに伝統的な暮らしが色濃く残る郷が点在する。雪国観光圏とVoyaginは、引き続き、連携事業において地域の観光資源の魅力を高めるとともに、新しいスタディケーションやワーケーションの滞在スタイルを発信し、地域活性化に取り組む姿勢だ。
【サービスサイト】Voyagin
【ウェブサイト】一般社団法人雪国観光圏
(Livhubニュース編集部)
松岡 のぞみ
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