西表島でウミガメの生態を楽しく学ぶ「ウミガメの学校」という旅の選択肢

世界自然遺産に登録された西表島にある「星野リゾート 西表島(いりおもてじま)ホテル」で、2023年6月16日~9月30日の期間、日本最南端の国立公園でウミガメについて楽しく学ぶプログラム「ウミガメの学校」を開催する。ウミガメの生態から各種の違い、自然環境や人との関わりまで、ホテルスタッフが楽しく説明を行う。ウミガメについて詳しく知ることで、島での自然体験をより楽しむことができるプログラムだ。

豊かな自然と人々の暮らしが共生する西表島

西表島は、国内最大規模の珊瑚礁やマングローブ林、島の90%を覆うジャングルなど豊かな自然環境と、人々の暮らしが共生する街。島のほとんどが国立公園に指定されている。

世界に生息するウミガメは7種のうち3種類が西表島で確認

世界に生息するウミガメは7種。そのうち西表島では「アオウミガメ」「タイマイ」「アカウミガメ」の3種類のウミガメが確認でき、運が良ければマリンアクティビティ中にウミガメに出会えるスポットだ。

エコツーリズムリゾート 「星野リゾート 西表島ホテル」

自然豊かな西表島にある、星野リゾート 西表島ホテルは日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、マイボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しながら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアーを、一年を通して提案している。

楽しくウミガメについて学ぶ「ウミガメの学校」

生物多様性の保全に貢献する野生動植物の専門家集団「ピッキオ」の協力のもと、ウミガメの生態から各種の違い、自然環境や人との関わりまで学べる「ウミガメの学校」を星野リゾート 西表島ホテルで開催。

星野リゾート西表島ホテルでは、豊かな自然を活用したシュノーケリングや、ダイビングなどのアクティビティを普段から紹介している。今回はウミガメの種類ごとの違いや、特徴を知り、フィールドで本物を観察することでより深く楽しむことができるプログラム内容となっている。また、聞くだけの座学ではなく、模型を使いながら紹介したり、クイズ形式で出題したりと、小さなお子さまでも興味を持って参加できる内容もポイントだ。

ウミガメの生態・特徴の違いを知る

ウミガメと陸や水辺に棲む他のカメは、同じ爬虫類に属している。一方で、同じカメ類でも草原や沼地、海洋など生息環境によって見た目が異なり、特徴的なのは甲羅や足の形の違いだ。さらに、西表島で確認できるウミガメの中でも、貝やヤドカリなど硬いものを好んで食べるため、顎の力が強く頭が大きいアカウミガメと、サンゴの隙間の餌を食べるため、くちばしが長くとがったタイマイでは、食性によって見た目の違いも出てくる。各種の共通点や、棲む場所や食べ物による違いなどを知ることで、ウミガメの生態について、興味を持って知ることができるだろう。

島の自然や人との関わりを知る

ウミガメはお伽話に登場し、亀卜(きぼく)やべっこう細工にも利用されるなど、古くから人と深い関わりがある一方、絶滅が危惧されている野生動物だ。西表島には珊瑚礁や藻場、護岸化されていない浜など、ウミガメが暮らす豊かな自然環境が多くあるが、海洋プラスチックの誤食や希少な海草の食害などの課題もあがっている。ウミガメと、彼らを取り巻く環境について正しい知識を得ることで、ウミガメへの理解が深まり、考えるきっかけとなるだろう。

【「ウミガメの学校」開催概要】
期間:2023年6月16日~9月30日 *隔日開催
時間:19:30~20:00
料金:参加無料
対象:宿泊者
予約:不要
備考:開催時間は時期によって変動します。

【参照サイト】星野リゾート 西表島ホテル