2024年1月1日に発生した能登半島地震。発生から2ヵ月以上経った現在でも、土砂崩れによる道路寸断、ライフライン未復旧など、早期の復旧が見通せない状況だ(※)。一方で、被災した事業者を対象にした資金繰りに関する支援が始まるなど、復旧・復興に向けた動きが始まっている。
国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクは、2月21日、ふるさと納税を通じて北陸地域を応援する特集ページ「あなたのエールを北陸に」を公開した。被災地へ寄付金を届けるだけでなく、北陸の特産品を返礼品として支援者が受け取ることで、被災地と支援者をつなげて復興や地域活性を促していく。
(※)2024年2月21日時点の状況です。
ふるさと納税で被災地へ寄付
ふるさと納税は、興味を持った自治体へ納税することで返礼品がもらえるかつ、節税にもつながると注目度が高まり、利用者は年々増加している。自分に縁やゆかりがある地域へ寄付する人もいれば、全くゆかりのない地域へ寄付する人も多い。返礼品目的という理由も多数であるが、ふるさと納税を通してその地域とのつながりを感じられるずだ。
国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」では、1月2日より災害支援の寄付受付を開始し、ふるさと納税を通じて被災した自治体に支援を続けている。能登半島地震における寄付受付金額は、ふるさとチョイスが2016年に代理寄付の仕組みを提供してから過去最大規模となっており、今後も増えていく見込みだ。
ふるさとチョイス「あなたのエールを北陸に」
ふるさとチョイスは、2月21日、北陸支援の特集ページ「あなたのエールを北陸に」を公開。北陸地域を応援できるふるさと納税をジャンル別で紹介し、自分に合った支援方法を5つのスタイルで選べるようになっている。
① 被災自治体に寄付して応援
1つ目は、被災した自治体に寄付金で応援をするというもの。寄付のほとんどは、被災した自治体が受け付けるのではなく、他の市町村が代理で受付をして被災自治体へ届ける「代理寄付」で行われている。被災地で復旧の活動に追われている自治体職員に代わり、寄付金を募ることができるため、被災自治体の業の負担を大幅に減らし、いち早く被災地に寄付金を届けられる大きなメリットがある。
② 地域課題を解決するプロジェクトを応援
2つ目が、被災地の地域課題解決に向けた取り組みを応援する、クラウドファンディング型のふるさと納税だ。支援目的が明確なため、応援したいプロジェクトが選びやすいことが特徴となっている。
③ 北陸の生産者と特産品を応援
3つ目が、被災地の生産者や特産品から被災地を応援できるふるさと納税だ。特に支援が必要な返礼品を抽出して紹介しているページも用意され、返礼品などを選びたい方でもさまざまなジャンルの中から選べるようになっている。
④ 北陸へ行くという応援
4つ目は旅行型のふるさと納税で、北陸へ旅行に行くことで支援ができる。中には、旅行券や宿泊券など後日利用が可能なものも多くあるため、被災地の状況が落ち着いてから実際の旅行に行く、ということも可能だ。今すぐは行けないけれど、ふるさと納税で支援をしながら後々でも実際に寄付した地域を訪れたいという方にぴったりだろう。
支援方法を選んで応援しよう
被災地への支援は、義援金やボランティア活動だけではなくなっている。ふるさと納税では寄付をすることで地域とのつながりをより感じられる。
旅行型のふるさと納税であれば寄付して終わりではなく、その地域を訪れる楽しみもできる。いまできる支援方法は何があるか、自分にはどんな応援方法があるのか、迷ったときふるさと納税で支援してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】あなたのエールを北陸に|ふるさとチョイス – ふるさと納税サイト
【参照サイト】ふるさとチョイス 公式サイト
【参照サイト】株式会社トラストバンク 公式サイト
【関連ページ】キャンピングカーのシェアサービス「Carstay」。能登半島地震の被災地支援に車両を貸出
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高橋 真理
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