2018年7月から9月の訪日外国人消費額は1兆884億円、1人当たりは15万6千円、観光庁調査

観光庁は10月16日、2018年7月から9月の訪日外国人消費動向調査の結果を公表した。訪日外国人旅行消費額は1兆884億円で、そのうち一般客の旅行消費額は1兆618億円、クルーズ客の旅行消費額は266億円と推計された。また、訪日外国人一般客1人当たりの旅行支出は15万6千円だった。

国籍・地域別に訪日外国人旅行消費額をみると、中国が全体の37.2%にあたる4,050億円ともっとも大きく、次いで、台湾が13.1%の1,423億円、韓国が11.9%の1,298億円、香港が7.7%の840億円、アメリカが6.5%の705億円の順となり、上位5カ国・地域で全体の76.4%を占めた。

また、訪日外国人1人当たりの旅行支出をみると、一般客が15万5,522円、クルーズ客が3万5,788円だった。国籍・地域別では、イタリアが24万4千円、フランスが24万2千円、スペインが23万8千円の順で高かった。

費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、買物代が3,546億円(32.6%)ともっとも多く、次いで宿泊費が3,301億円(30.3%)、飲食費が2,423億円(22.3%)の順で多かった。続いて、費目別に一般客1人当たりの旅行支出をみると、宿泊費が4万8千円ともっとも高く、次いで買物代が4万8千円、飲食費が3万5千円の順で高かった。宿泊費は欧米豪で高い傾向がみられ、特にスペインが9万8千円と高かった。また、娯楽等サービス費はカナダが1万3千円ともっとも高く、買物代は中国が9万5千円ともっとも高かった。

平均宿泊数は10.3泊だった。最長はベトナムの34.7泊、その後、フランス27.6泊、フィリピン27.5泊、インド22.0泊と続いた。一方、最短は韓国の4.6泊、その後、台湾7.2泊、香港6.7泊と続いた。

【参照ページ】【訪日外国人消費動向調査】2018年7-9月期の全国調査結果(1次速報)
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(Livhubニュース編集部)

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