異国情緒、人との交流、日常からの切り替え。旅には様々な魅力があります。
もっと頻繁に旅に出られたら…と思うけれど現実はそうは行かないこともありますよね。でも、仮に遠出することが難しくても、近場で旅のエッセンスを感じられる場所や、旅に代わるようなアクションは色々とあるのです。
今回は4年以上に渡り世界を旅した筆者が、日常的に取り入れている、旅気分を味わえるおすすめの行き先やアクションを紹介します。
旅気分を味わうなら、ここ!
旅を通して「いつもと違う」どこかへ行くと、訪れるだけでリフレッシュできたり、気分が上がったり、やる気が湧いたりすることがあります。そんなパワースポットのような場所とそこでの楽しみ方を6つ紹介します。
ホステルのカフェ・バー
国内外のバックパッカーたちが、その土地の拠点として選ぶのがホステル。バックパッカーとも呼ばれる、相部屋(ドミトリー)がメインの宿のことです。
最近では、日本でも多く見かけるようになり、なかにはカフェやバーを一般に開放しているホステルも多いですね。留学生がアルバイトで働いていることも多く、接客を受けていると海外にいる気分に。特にバーの時間帯は、ふとしたことから会話や交流が始まることもあり、まさに旅気分を味わえるスポットのひとつです。
一流ホテルで一杯のコーヒー
さらなる特別感を求めているのであれば、断然ホテルがおすすめ!できれば一流のホテルを選ぶと、より非日常的な体験ができますよ。
気になるホテルを見つけたら、ぜひ喫茶でお茶をしてみて。格式ばったレストランとは違い、喫茶コーナーはたいていロビーの延長にある造りになっているため、ハードルも低め。コーヒー一杯1,000円近くしますが、サービスと空間代としては決して高くないと感じます。たった一杯のコーヒーでも一流の接客、一流のソーサーとカップでいただくと背筋がシャンと伸びるようです。
絶景ビューの店
海や川など水辺に建つ、また周りを木々に囲まれたお店も、非日常感があります。
公園のなか、ハーバー(港)など、絶景を独り占めできる立地のカフェやレストランは特におすすめですよ。気候の穏やかな季節には、テラス席で風に吹かれて飲食を楽しむと開放感もたっぷり!
また店内が植物で溢れているような、空間自体が絶景のお店も十分にリフレッシュできます。視覚から受け取る、ワクワク重視で選んでみて。
海外色を取り入れた店
最近増えているのが、「オーストラリアのメルボルンスタイル」「オレゴン流」「北欧風」など、世界のカフェのメッカで修業を積んだ店主がオープン、また監修したカフェやレストラン。
そういったお店では、例えばエスプレッソを多めのミルクで割ったオーストラリアの定番ドリンク「フラットホワイト」など、その国の定番料理を扱っていてメニューを見るだけでワクワクします。
また、現地の人への接客経験があるスタッフはフレンドリーな人も多く、気軽におしゃべりを楽しめるのも魅力のひとつです。
最寄りの空港
空港へ行く目的はなにも、飛行機に乗るためだけではありません。私自身も友達と、またひとりで幾度となく訪れました。世界への出発口である空港は、旅人も出張の人も、世界中から人が集まるまさに人種のるつぼ。旅好きであれば、その空間に身を浸す、という目的のためだけでも訪れる価値がある場所なのです。
もちろん飛行機が離着陸する瞬間を眺められる展望デッキは外せませんし、カフェで読書や書き物をしていると、ふと自分がこれから飛び立つように錯覚し、旅の疑似体験に…。
ザ・観光地
異国感なら、あえてコテコテの観光客が集まる場所に出向くのもありです。
東京なら浅草、大阪なら新世界や大阪城などで、観光客気分で楽しむのも新鮮ですよ。人力車や水上ボートに乗ったり、天守閣に登ったり、いつもしないことも魅力的に見えるかも!
いつもと同じ場所が違って見えて、旅の感覚を思い出すことができるはずです。
旅気分を味わうなら、これ!
つづいては、日常のなかで旅気分を味わえるアクションを5つご紹介!
カフェで朝活
旅先では、朝早起きしてカフェを巡るのも楽しみのひとつ。いつもはゆっくりな普段の朝も、たまに早起きして朝からカフェに行ってみると、いつもと違う体験が待っているかもしれません。
朝のカフェは人も少なく、それでいて一日が始まる静かな活気に満ちています。また夜行バスや長距離移動で、その地に到着したばかりの人が荷物を持って時間を潰していることも。旅行者と混ざって朝食を取っていると、旅先での気持ちを思い出します。
高所から見渡す
旅先ではまず展望台を目指す。私の旅のルールのひとつですが、そうすることで到着したばかりの、何も知らない土地の全容を掴むことができるのです。
空中庭園や展望台、お城の天守閣、都会なら高層ビルに入っているカフェなどを訪れ、ぜひ高所からその町並みを見下ろしてみてください。新しい視点を得ることで、気分がリフレッシュされるはず。
世界の味を家で
最近は、輸入食品を扱うお店が増えています。例えばハーブたっぷりなタコスやワカモレに、メキシカンビールを合わせて「メキシカンナイト」など、国を決めて家で世界の料理を味わうのもおすすめ。それぞれ、テーマに沿った料理を持ち寄ってパーティーをするのも楽しいですよ。
日光浴とアーシング
雄大な自然のなかでは、日常が小さく感じるものです。海や山が遠いなら、なるべく大きい公園へ。海外で人々がするように日向ぼっこをしながら読書を楽しんだり、芝生や流れる水に足を浸してアーシングするなど、自然と触れ合う時間を持ってみましょう。
力みやストレスがふと抜けて楽になり、太陽や自然からパワーをもらって生まれ変わったような気分に!
リゾート風のファッションを纏う
リゾート旅行に行きたいなら、行った気分を先取りすべく、それを着てしまうのもいいですね。
私は南国のリゾートに住んでいた時期があるので、現地の人が着るようなワンピースなど、今でも日常的に着ています。実際に着てみるとわかるのですが、なにかが解き放たれるような心地よさがあるのです。
ー
旅気分を取り入れるスポットやアクションを紹介しました。
こうして書き並べてみると、旅気分を味わう方法はたくさんあるのだと再確認できます。移動そのものも旅の醍醐味ですが、心の豊かさやアイデア次第で、日常に旅と同じようなワクワクをもたらすこともできるのではないでしょうか。
mia
最新記事 by mia (全て見る)
- 小さな村の伝統産業を守るためにつくられた、バリ島アメッドのエコホテル - 2024年2月21日
- 海ごみドレスでファッションショー。バリ島の小さな村で遭遇したエコフェスティバル - 2024年2月16日
- インドネシア・バリ島の町「チャングー」で、肌で感じたオーバーツーリズムのこと - 2024年2月5日
- 大都市からの移住夫婦がバリ島ウブドで始めた食堂が、私の居場所になるまで - 2024年1月18日
- これからにつながる輝く“なにか”をもらった。バリ島ウブドのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」滞在記 - 2023年12月20日