大規模な火山活動によって約600年前にできた隠岐諸島。
島根県の本土からフェリーで約3時間の場所にある。
独特な大地の形成、手つかずの自然の中で育った植物、その中で営まれてきた人の生活がある隠岐諸島は、生態系も人の営みも含めて隠岐ユネスコ世界ジオパークとして登録されている。
広い海の上にぽつんと佇む隠岐諸島に泊まり、非日常なひとときを楽しむ旅はいかがだろうか。
泊まれるジオパーク拠点施設「Entô」
都市から遠く離れ、いわゆる都市型のラグジュアリーとは一線を画している隠岐諸島。「なにもない」からこそ、自分自身の中にあるものを見つめて「足るを知る」ことで充足を得る、贅沢な滞在ができる施設が「Entô(エントウ)」だ。
ジオパークが持つ凄みや面白みを最大限体験するために必要な情報を予習できる、展示室Geo Room “Discover”も併設している。また、テラスやラウンジでもジオパークにまつわる展示を行っており、リラックスしながらジオパークの魅力を知ることができる。
島だからこそできる過ごし方。Entôの冬の滞在プラン
秋から冬にかけて日常から離れ、時間から解放される特別な滞在プランを紹介する。
【年末年始】海士町で巣ごもりプラン
天気が荒々しいときもあれば、穏やかな日もある、日本海に浮かぶ隠岐の島々。小さい島だけれど大切なものはすべてここ「海士町」にある。この「海士町で巣ごもり」プランは、忙しない日常を離れ、人のあたたかみを感じながら「ないものはない」海士町で “なにもしない贅沢” な年末年始を過ごすというもの。
凛とする外の空気に触れたり、暖かな部屋でゆったり景色を眺めて過ごしたり。ころころと変わる島の情景に身を委ねる冬の巣ごもりを体験してみてはいかがだろう。
●宿泊対象期間:12月28日チェックイン〜1月4日チェックアウト(最終チェックインは1月2日)
●プラン内容:
・滞在中は朝・昼・晩の3食付き
・年越しそば無料提供
●予約先:【年末年始】海士町で巣ごもりプラン 予約ページ
島まるごと読書プラン
ちいさな図書室しかなかった海士町では、港や公民館など島のあちこちに図書スポットを設置して島全体を図書館にする「島まるごと図書館」という活動が行われている。中央図書館ができた現在でもこの取り組みが続いており、Entôも分館としてその役割を担っている。
この「島まるごと読書プラン」では、島中で読書できる環境を作り出した中央図書館の司書さんが 『今のあなた』にぴったりの本5冊をセレクトしてくれる。隠岐の穏やかな時間と雄大なジオスケープの中で、本との出会いを楽しんでみてはいかがだろう。
●宿泊対象期間:11月1日〜2月28日 ※年末年始を除く(販売期間:10月1日〜2月28日)
●プラン内容:
・司書さんの選書「5〜6冊」(事前アンケート実施)
・Entôや好きな場所で読書をお楽しみください
※ 読書のお供にお菓子とお飲み物付
●予約先:島まるごと読書プラン 予約ページ
セルフウェルビーイングプラン
島で 「じぶん」を知る旅、プラン。未来のじぶんへ手紙を書いて送る、ちょっと特別なプランだ。この冬限定で「たのしく、書く人。」をコンセプトに書くきっかけをつくる、東京の下町の文具店「カキモリ」とのコラボレーションが実現した。
「じぶんに向き合う問い」が書かれたノートを片手に、島のあらゆる場所にて問いに答えながら、これからの人生を見つめ、この瞬間に感じている素直な思いを手紙に綴ってみてはいかがだろう。
あなたが日常へ戻るころ、ちょうど1年後にあなたの元へノートが届く。
●宿泊対象期間:11月1日〜2月28日 ※年末年始を除く(販売期間:10月1日〜2月28日)
●プラン内容:
・NAISEI NOTEが家に届きます
・ノートと共に海士町を巡り過ごす
・焚き火を囲んで問いが書かれたカードでスタッフとの対話
・カキモリのレターセット、ペン、インクで1年後の自分へ手紙を書く
※NAISEI NOTEとLife is Learning カード付き
注)備品のペンとインクはお持ち帰りいただけません
●予約先:島で “じぶん”を知る旅「セルフウェルビーイング」プラン 予約ページ
・
忙しない日常から離れて、“なにもしない” をしに行く旅。すると、今のじぶんには何が必要で何を求めているのかに気づけるかもしれない。
「足るを知る」ことで充足を得る。この冬は静かにゆったり、壮大な自然が織りなす隠岐へ身を投じ、自分自身と向き合う旅へ出かけてみてはいかがだろう。
【参照サイト】PRTIMES | 泊まれるジオパークの拠点施設 Entôで過ごす、冬の滞在プランを10月1日より予約受付開始
【参照サイト】Entô(エントウ)公式サイト
【参照サイト】隠岐ユネスコ世界ジオパーク 公式サイト
【関連記事】壮大な大自然がもたらす、新しい贅沢とは。隠岐に日本初の本格的なジオホテル「Entô」7月1日オープン
高橋 真理
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