2024.10.29最新記事

「よっしゃ頑張ろう」空の旅で、夢への一歩を。JAL、大谷翔平の移動距離を若者へ贈る”ドリームマイルパス”

物心がついてからはじめて飛行機に乗った時のことは、今でも鮮明に覚えている。
お母さんに「絶対窓側がいい」とごねたのも、いい思い出だ。

飛行機は雲の上を飛ぶ、すごい乗り物。機体に乗ると、スーツを着た人や若いカップル、おじいちゃんやおばあちゃんなどいろんな人がいる。家族で横並びの椅子に座るのも新鮮だ。ガタガタガタと滑走路を走り出し、離陸する瞬間はとってもワクワクする。

天気の良い日に見る空の景色は、壮大なんてもんじゃない。夕暮れの景色は何度見ても感動を覚える。夜の都会の夜景も上空から見ると、とっても美しくて。地上では決して見ることのできない景色を見て、「よっしゃ頑張ろう」そんな気持ちにさせてくれる。

夢を追う若者たちの背中を押す、空の旅プロジェクト

日本航空（JAL）は2024年9月27日、大谷翔平選手と「日本中の夢に挑戦する若者たち」を応援する「DREAM MILES PASS（ドリームマイルパス）」プロジェクトを開始した。移動を通じて若者たちの夢を応援する新しい試みであり、多くの若者に移動機会を提供することを目的としている。

このプロジェクトは、大谷選手が高校球児からメジャーリーグのトップ選手になるまでに移動した総距離892,440kmを、夢を追うために「移動」が必要な若者たちへ航空券として還元するという画期的な取り組みだ。

プロジェクトの背景には、若者を取り巻く「移動格差」や「体験格差」という社会課題がある。JALの調査によると、現中高生・大学生～若手社会人の約4人に1人が「移動を理由に夢を諦めたことがある」と回答。また、教員の6割以上が、現役の学生は他の世代と比べて移動機会が減っていると実感しているという。

この課題に対し、JALは「すべての夢に、羽ばたくチャンスを。」というメッセージを掲げ、夢の実現のために移動が必要な若者たちに航空券を提供する。さらに、JALマイレージバンク（JMB）会員からのマイル寄付も受け付け、1マイル＝1円相当として航空券に還元する仕組みを導入した。

このプロジェクトのシンボルとして、9月29日より大谷選手のデザインを施した特別塗装機「DREAM SHO JET」も就航する。2026年3月頃まで運航予定で、機内では限定デザインの紙コップやリーフレットも提供される。

「DREAM MILES PASS」プロジェクトの応募方法

「DREAM MILES PASS」プロジェクトの具体的な応募方法は以下の通りだ。応募期間は、2024年9月27日（金）10:00～10月31日（木）23:59なので気になる方はお早めに。

【応募方法】
■Dreamer（夢を抱く若者）としての応募：
1）専用サイトにアクセスし、自身の夢、出発地、目的地などの情報を入力。
2）オリジナルデザインの「ドリームパス」が発券される。
3）発券された「ドリームパス」をSNSでシェアすることで応募が完了。


■Supporter（若者を応援する大人）としての参加：
1）JALマイレージバンク（JMB）会員が専用サイトから参加。
2）自身のマイルを寄付し、1マイル＝1円相当として航空券に還元される。

【対象者】
■Dreamer：満15歳以上（中学生は含まない）、X（旧Twitter）またはInstagramアカウントを持ち、応募期間中にキャンペーンに参加した者。
■Supporter：JMB日本地区会員で、応募期間中にキャンペーンに参加した者。

【賞品】
■Dreamer：JALグループ国内線往復航空券普通席またはJAL国際線往復航空券エコノミークラス（他社運航便のコードシェア便は対象外）。
■Supporter：寄付したマイル数に応じて、Dreamerへの航空券として還元される。また、参加特典として大谷選手のデジタル壁紙が送付される。

若者たちの夢への飛躍と、持続可能な社会の実現へ

JALのこの取り組みは、移動機会の提供は単なる観光促進ではなく、若者の夢の実現や自己成長を支援するものだ。また、大谷選手の移動距離を若者たちへ「還元」するという発想は、資源の循環利用を促進するサーキュラーエコノミーを連想させるものがある。

JALは「移動を通じた関係・つながり」の創出により、サステナブルな未来の実現を目指している。今後も多くの若者たちに移動機会を提供するために、今回の第1弾を皮切りに、来年にかけて複数回の実施を予定しているという。

このプロジェクトが、若者たちの夢への飛躍と、持続可能な社会の実現への一助となることを期待したい。

【参照サイト】夢を追う若者へ、JALが892,440ｋｍ分の移動を応援する 「DREAM MILES PASS」プロジェクト始動｜プレスリリース｜JAL企業サイト

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Livhub 編集部

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