国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所は、2022年の「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」の誘致を目指す奈良県とともに、2020年12月16日に開催する「ガストロノミーツーリズム国際シンポジウム2020」の参加者を募集している。
「ガストロノミーツーリズム」とは、その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的とした観光のことで、欧米を中心に世界各国で取り組まれている。
観光庁は、国連世界観光機関(UNWTO)が2015年から毎年開催している「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」を2022年に日本に誘致するべく、開催を目指す自治体を募集し、選定委員会の協議のもと、これまでに国内開催候補地として奈良県を選定している。
その足がかりとしてこのたび、同機関は奈良県とともに「ガストロノミーツーリズム国際シンポジウム2020」を開催。自治体や飲食業などガストロノミーツーリズムの関係者の取り組みやモチベーションを誘発することを目的に、ガストロノミーツーリズムが地域の活性化に果たす効果やウィズコロナ時代のガストロノミーツーリズムの在り方について解き明かしていく。
同シンポジウムでは「食することがもっと楽しくなる、旅と食と歴史文化の出会い」をテーマに掲げる。映像によるガストロノミーツーリズム体験や基調講演、事例発表、パネルディスカッションなどにより、ガストロノミーツーリズムの楽しさを紹介するとともに、同ツーリズムを進めていくために必要な観点について、生産者、レストランといった事業者も交えて検討する予定だ。
シンポジウムは12月16日(水)の13:00から16:00まで、奈良県コンベンションセンター(コンベンションホールA)にて開催される。事前申込制で参加料は無料、現地会場あるいはオンラインでの参加が可能だ。申し込み期限は12月11日(金)、先着300名。
【ウェブサイト】ガストロノミーツーリズム国際シンポジウム2020
【参照ページ】「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム※」誘致に向け、国内開催候補地を選定しました
(Livhubニュース編集部)
松岡 のぞみ
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