沖縄の海とダイバーをサステナブルな関係に。恩納村のサンゴを守る海中清掃レポート

青々と広がる海、そこにある美しいサンゴ礁。いつまでも美しい海景色を残していきたい。

自然観光事業者による環境保全活動の支援者を募る「マンスリーサポートMORIBITO(守り人)」を運営するビットノット株式会社は、一般社団法人恩納村マリンレジャー協会とのマンスリーサポートで集まった支援金を活かした海中清掃活動を実施。恩納村マリンレジャー協会のプロダイバーが、恩納村万座毛に近いダイビングポイント「ホーシュー」にて海中清掃を行い、恩納村の海とサンゴの継続的な保全に繋げていく。

自然環境を守る「マンスリーサポートMORIBITO」

今回、自然を守る人と応援する人を結ぶ活動を行っている「マンスリーサポートMORIBITO」と、沖縄県恩納村を拠点とするマリンレジャー事業者が加盟する「一般社団法人 恩納村マリンレジャー協会」がマンスリーサポートで集まった支援金を活かして清掃活動が行われた。

マンスリーサポートMORIBITOは環境問題と向き合い、自然を魅せる人や自然ともに暮らす人を豊かにし、自然を好きな人を増やし、自然を守る力を集めることで自然を守っていく。未来の自然を個人が自分事にしながら守っていくための取り組みが行われている。

恩納村の海を守る海中清掃

恩納村は沖縄本島のほぼ中央部、西海岸側に位置する村。恩納村の西側全域が白い砂浜とサンゴ礁が綺麗な青い海が広がり、沖縄海岸国定公園に指定されており、豊かな自然を楽しみに、年間約280万人の観光客が恩納村に滞在している。

経済活動により汚れる海

観光客が多く訪れる一方で、経済活動により自然環境が汚されているのも事実だ。 恩納村の豊かな自然を守り継ぐため、恩納村マリンレジャー協会のプロダイバーが、恩納村万座毛に近いダイビングポイント「ホーシュー」にて海中清掃活動を実施した。

ホーシューは、水深数メートルから30メートルの海底まで落ち込むドロップオフ(崖)が特徴的なダイビングポイントだ。しかし、岩やサンゴにはゴミや釣り糸などが多く絡みついてしまっており、美しいサンゴを傷つけてしまう可能性がある。海中清掃では、サンゴを傷つけないように絡みついた釣り糸などを一本一本、ハサミで切りながら取り除く必要があったため、長い時間をかけて作業は行われた。

まだまだ残る海底のゴミ

今回の清掃活動によって、ホーシュー付近に生息するサンゴの成長と初夏のサンゴの産卵を状態健全な状態で迎えることができるだろう。また、多くのダイバーたちに本来の豊かな恩納村の海を楽しんでもらえる。しかし、海の中にはまだまだ回収しきれていないゴミが多く沈んでいることが現状だ。今後も時間をかけながら丁寧な作業が必要になるだろう。もし次に海を目にした日には、海の美しいサンゴを守るためにできることについて少しの間考えてみるのもいいかもしれない。

【マンスリーサポーターの詳細・入会はこちらから】
美しい恩納村の海とサンゴには、今、継続的な保護と管理を必要としています。
支援金:毎月1,000円から(都度支援も受け付けております)
世界で一つの恩納村の海を守ろう | 恩納村マリンレジャー協会マンスリーサポート

【参照サイト】ビットノット株式会社 公式サイト
【参照サイト】一般社団法人 恩納村マリンレジャー協会 公式サイト