富士河口湖、旅行者と地域をつなぐ新世代型 “道の駅”「旅の駅 kawaguchiko base」6月11日開業

コロナ禍の影響でご多分に漏れず大きな打撃を受けた富士河口湖エリアだが、このところ観光客が戻りはじめ、かつての賑わいを取り戻しつつある。

富士河口湖町は、富士山日本一とばかりに日本有数のインバウンド観光の中心地で、2019年には外国人宿泊者数が約69万人まで増加した地域である。

そんな富士河口湖エリアに、SDGsに配慮した“新世代型の道の駅”とも言える「旅の駅 kawaguchiko base」が2022年6月11日にオープンした。手がけたのは、山梨県富士河口湖町で宿泊施設の運営をしている株式会社大伴リゾート。kawaguchiko baseを富士河口湖町の滞在型観光の拠点として、富士河口湖町が持つ観光地ならではの地域課題を見つけ、持続可能な観光地(地域)づくりを目指す狙いだ。

旅の駅 kawaguchiko baseは、都心から車で約90分と好アクセス。その利点を活かし、インバウンド観光やマイクロツーリズムなど多様な旅人を迎えるという。4,000坪あまりの広大な敷地は大きく3つに分けられる。

1つ目は、地産食材や地産ワインなど2,000品目を超える商品を取り揃えたストア。富士山の麓で70年間愛され続ける手作りパン工房「サンクルー」の出店も見逃せない。
2つ目は、山梨の自然の恵みを楽しめるレストラン。地域に生まれ育った自慢の味をベースに、創作料理をオープンエアーの広いテラスを備えた開放的な空間で楽しめる。
3つ目は、その時々の旅の出会いを楽しめるイベントスペース。屋外の開放的な空間で、天候に左右されることなく使用可能。地域事業者を集めたマルシェや蚤の市など、施設に集まるヒトやモノを基点とした、出会いや学びを楽しむ定期イベントを開催する予定だ。

今後も富士河口湖町初のワイナリーや、そのワインを楽しめるショップ、グランピング施設の開業を予定している。地域に根付いた様々な樹木や植物とともに10年、20年と育っていく、誰もが利用できる地域の公園のような場所として、持続可能な拠点を目指すという「旅の駅 kawaguchiko base」、みなさんもぜひ訪れてみては。

【公式Instagram】旅の駅 kawaguchiko base

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明田川蘭

大の旅好き&温泉好き。一人で海外へ、一人で車を走らせて日本の名湯へ。アフリカ大陸と北極南極以外に降り立ち、行った国は30を越え、巡った温泉地は100を超える。沖縄観光メディアの編集者やホテルメディアの立ち上げ経験あり。「旅は人の心を豊かにする」と本気で思い、記事を執筆している。