楽天トラベル、宿泊施設のサステナビリティへの取り組みが一目でわかるアイコンを公開

オンライン旅行予約サービスの「楽天トラベル」は、楽天グループ株式会社が推進する環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的とした「Go Green Together」プロジェクトの一環として、国内の登録宿泊施設におけるサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」を新たに公開した。ユーザーは、旅行予約の際にこれらの情報を確認することで、各宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを理解し、それぞれの旅行スタイルに適した宿泊施設を選びやすくなる。

サステナビリティの課題に対して7割以上が意識

楽天トラベルが昨年、旅行者を対象に行った意識調査(※1)によると、旅行先や宿泊先における食品廃棄や環境配慮などサステナビリティの課題に対して、7割以上が何らかの問題意識を感じていることが分かった。

一方で、旅行や観光をする際に、「宿泊施設や観光地のサステナビリティ活動への取り組み」について、情報が十分に得られていないとの回答は65.4%と、半数以上に上り、サステナブルに旅行をしたいと考えた時に参考となる情報が不足していることが明らかとなった。こうした状況を受けて、楽天トラベルは宿泊施設と協力し、「サステナビリティアイコン」の公開を始めた。

楽天トラベルの「サステナビリティアイコン」

宿泊施設のサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」は、「廃棄物」「水資源」「エネルギー」「自然環境」「食」「伝統/歴史」「多様性」「地域貢献」の8つのカテゴリに分かれている。

旅行者は、宿泊施設がどのような分野でサステナビリティに取り組んでいるのかを、これらのアイコンを確認することで一目で把握することが可能になる。サステナビリティへの取り組みが一定の基準を満たしている宿泊施設に付与する「サステナブルトラベルバッジ」は、取り組み内容の度合いに応じて、星の数が2段階で表示される。旅行者は、「サステナブルトラベルバッジ」が付与された宿を検索時に絞り込んで選ぶことも可能だ。

また、宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを推進するための「ハンドブック」も作成し、登録宿泊施設向けに公開している。「サステナビリティアイコン」、「サステナブルトラベルバッジ」、「ハンドブック」はいずれも、持続可能な旅行と観光のための世界基準を設定、管理しているGSTC(※2)の基準を元に「楽天トラベル」が独自に作成し、サステナブルな旅行を推進する業界団体である一般社団法人JARTAによる監修を受けている。

サステナブルな旅行をもっと選びやすい社会へ

今回の楽天トラベルの取り組みをまとめた特設ページ「楽天トラベルと始める 旅行×サステナビリティ」も公開している。旅行中にできるサステナブルな取り組みや、認証を取得しているサステナブルな宿、サステナブルな旅の記事なども紹介されているので、ぜひ見てみてほしい。

(※1)旅行・観光におけるサステナビリティへの意識調査
(※2)グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会。持続可能な旅行と観光のためのグローバルスタンダードであるGSTCクライテリア(基準)を設定、管理している国際非営利団体。

楽天トラベル 公式サイト
https://travel.rakuten.co.jp/

【参照サイト】楽天グループ「Go Green Together」プロジェクト 特設ページ