大阪の中心地に初夏の風物詩。新梅田シティ「中自然の森」にゲンジボタルが舞う

大阪の中心地「梅田」。都会のど真ん中で、自然と初夏の風物詩に癒される場所がある。

梅田スカイビル地下1階「新梅田シティ・中自然の森」で2023年5月26日(金)~6月4日(日)の期間中、ゲンジボタルの放流を行う。今年で27回目を迎える「ホタルの放流」は、新梅田シティの初夏の風物詩として親しまれているものだ。生命の尊さと美しさを同時に儚さを教えてくれる蛍の淡い光。都会のど真ん中にある森で、自然の光に癒されてみてはいかがだろうか。

新梅田シティ 新・里山

大阪梅田中心部にある「梅田スカイビル」。2008年にイギリスの有名出版社が選ぶ『世界の建物トップ20』にインドのタージマハルやカンボジアのアンコールワットなどと並び、ランクインした人気スポットだ。

そんなビルの地下1階にある「新梅田シティ」。北側約8,000平方メートルの公開空地に、日本の原風景である「里山」を手本とし、積水ハウス「5本の樹」計画に基づいた選定種を中心に植栽を行った憩いの空間が広がっている。

いのちのつながりを実現し、様々な生き物が集まってくる「新・里山」はモズやカブトムシなどの飛来も確認され、誰でも都市の中で育まれている自然を体感することができるスポットだ。

都会に広がる‟中自然の森”で神秘的な灯りに癒しのひととき

2023年5月26日(金)~6月4日(日)の期間中、新梅田シティでゲンジボタルの放流を行う。蛍の美しくも儚い光を都会で見ることができる貴重なイベントだ。

自然を感じる現代の‟鎮守の森”

およそ2,100本の木々が植えられ、大滝や渓流など、通常都会では目にすることのない風景が広がる「中自然の森」。古来より日本の集落には必ず神社があり、その敷地内には樹木が茂っている。このような森は聖なる森として伐採を禁じられてきたため、集落の人たちとの結束のシンボルである‟鎮守の森”を参考にすることにより、「中自然の森」は人と自然の強い結びつきを表している。

鎮守の森は、春はヤマザクラが一斉に咲き誇り、秋は紅葉が楽しめるなど、四季の移ろいをダイナミックに感じることができる貴重な場所となっている。

環境の維持に努めてきた「中自然の森」

新梅田シティ 中自然の森では、水質の管理を通してホタルの育成にも取り組んでいる。都会の中で生物多様性の実現の場としての役割を持たせていると同時に、訪れる人には都会の中で自然に触れることができる場所となっている。

ホタルが自然繁殖できる環境を一つの目標として、エサとなるコケやカワニナを入れるなど、中自然の森の中にその環境を維持する努力は欠かせない。この蛍の自然繁殖を促すために、成虫の放流が毎年行われている。神秘的で儚げな光を追いながら、自然や環境について考えてみてはいかがだろうか。

【開催概要】
●日時:2023年5月26日(金)~6月4日(日)
●ホタルがみられる場所:中自然の森・もみじ谷(梅田スカイビルB1F)
●ホタルがみられる時間:19:30~22:00
※天候などの状況によってはホタルが見られない場合がございます。
※金・土・日は混雑が予想されますので、安全対策として人数制限を行います。
各日18:00より、整理券を配布いたします。

●人数制限日:5月26日(金)・5月27日(土)・5月28日(日)・6月2日(金)6月3日(土)・6月4日(日)
●整理券配布開始時間:各日18:00 ~ 各日500名
●整理券配布場所:梅田スカイビルB1F・スターポケット(中自然の森前の広場)

【参照サイト】梅田スカイビル 公式サイト
【参照サイト】新梅田シティ 新・里山 | 積水ハウスの庭づくり | 積水ハウス