五島列島の古民家と樹齢250年の大樹を後世に残す。クラウドファンディング挑戦までの運命の物語

株式会社Ako internationalは、アコウの木を救い、素晴らしい自然体験と、英語学習を一緒にできるグローバル・ゲストハウスをつくるクラウドファンディングに挑戦中。五島市大浜の集落を見守ってきた「アコウの大樹」を守り、地域の活性に繋げる移住者の取り組みが注目されている。

不思議な縁に導かれて出会った「アコウの大樹」


今回のクラウドファンディングの発起人であるアーロン・ニコラス・サットンさんは、奥さんの故郷である、五島列島福江島に移住をした。ニコラスさんの家の近くには推定樹齢250年のアコウの大樹がある。たくさん伸びた枝の広がりや、枝から地面に伸びる新たな根の姿が壮観なアコウの大樹だ。まさに生命の力を感じさせる木で、この地域の守り木でもあり、神秘的なパワースポットでもあるとニコラスさんは感じていた。

しかし、ある日アコウの大樹を伐採している現場に遭遇。ニコラスさんは慌てて解体業者に話を伺うと、土地の持主さんの依頼を受け、アコウの樹を根から切り倒し、更地にする予定だという。この状況に居ても立ってもいられず、ニコラスさんは地主さんや、解体業者の方とやり取りをし、工事を中止してもらいアコウの大樹を守ることにした。

地域の方々の思い出でもあり、台風などから守ってきたアコウの大樹を守らなければならないと、衝動的に感じニコラスさんは行動を起こした。そんなアコウの大樹と220坪の土地と古民家を買う契約をその後結び、現在は地域活性の拠点となるゲストハウスづくりに取り組んでいる。

旅行者も、島民も、元気になれるゲストハウスづくり

アコウの大樹をきっかけに、島の自然や魅力を感じられる拠点づくりを始めたニコラスさん。旅行者も地元民も、老いも若きも、みんながコミュニケーションを楽しむ場所を目指している。

ゲストハウス「AKO HOUSE(アコウハウス)」

まずは、古民家をみんなで改修し、ゲストハウスのオープンを目指す。ゲストハウスでは日本中・世界中からの旅行者と、地域の人たちが共に集まれるコミュニティづくりが目標だ。

しかし、古民家の修繕には膨大な資金が必要だ。予定のプロジェクトに対しての修繕費用の概算は2,500万円かかる予定で、市からの補助金1,200万円は決定しているが到底足りない状況で、 かなりの額の自己負担金額が想定される。今回のクラウドファンディングを通じて、ニコラスさんや島の方の想いに少しでも共感してくださる協力者を募集している。今回のクラウドファンディングへのリターンには、ゲストハウス2泊3日貸切などが用意されている。

マリンアクティビティやネイティブの英会話レッスンも楽しめる場所に

五島の美しい海でSUPなどのマリンアクティビティを楽しめる自然体験や、教育学を学んでいたニコラスさんの経験を活かして、英会話レッスンの開催など「島の自然体験+グローバルな学び」を「AKO HOUSE」で体験できる予定だ。

アコウの大樹との出会いにより、大きな挑戦を始めたニコラスさんの想いをカタチにするクラウドファンディングをぜひ応援していただきたい。

【クラウドファンディングページ】五島の伝統的な古民家と樹齢約250年の巨大なアコウの樹を後世に残す