移住への関心があっても、いきなり地域に飛び込むことへのハードルは高い。せっかくなら、地域でのリアルな生活や、人々の交流を楽しみながら移住への思いを高めてみてはいかがだろうか。
MoonBase株式会社が運営する「地域活性化コミュニティ Rural Labo(ルーラルラボ)」は、免許合宿と地域留学を掛け合わせた日本初のサービスとして、「免許留学」を提供開始する。2023年3月に香川県さぬき市で開始し、夏シーズンには5拠点での開催を予定している。
地域の自動車学校やシェアハウス、お店と連携して自動車免許を取得しながら、地域活動を体験できる。移住のきっかけづくりとして、地域課題と向き合いながら、免許取得も目指せる充実したサービスだ。
20代を中心に移住への関心が高まる傾向

昨今、フリーランスやリモートワークなど、自由度の高い働き方により、仕事を変えずに地方で生活することも可能になった。そんな時代の流れとともに、若者の地方移住への関心も高まっている。
「地域活性化コミュニティRural Labo」でも、地域活性に興味を持つ20代のコミュニティメンバーが増加。しかし、地域になかなか飛び込めない若者も存在する現状もある。そんな若者に、20代前後で一度は訪れる「免許を取得する」というイベントに、地域活動の体験・交流を組み合わせることで、地域に飛び込むきっかけをつくるのが免許留学だ。移住に興味・関心を持つ20代にとって、地域に飛び込むハードルが下がり、より「移住」を現実的に考えられる期間になるだろう。
免許合宿×地域留学「免許留学」
免許留学では、地域に関心のある人たちが地元密着のシェアハウスに滞在し、地域の魅力を堪能しながらまちづくりについて学び、自動車免許も取得できるプログラムとなっている。
①自動車免許の取得

免許留学で香川県さぬき市に滞在中は、さんがわ自動車学校に通い自動車免許を取得することができる。また、オンラインでの学科受講を取り入れることにより、多くの時間を地域の体験に充てることが可能になった。
②シェアハウスで共同生活

地域密着型シェアハウス「うみの図書館」で他の留学者(入校者)と過ごし、近い距離で地域と関わることができる。また免許留学が地域に関心のある仲間と出会い、仲良くなれる場にもなる。定期的に地域の方々との交流会(BBQ会)が開催されるため、地元の方々との交流も盛んに行われるため、仲間と共に地域に飛び込むことができる。
③まちづくりを学ぶ

さぬき市津田地区まちづくり協議会の理事の黒川慎一朗が現地コーディネーターを務め、地域おこし協力隊をはじめとする、様々な地域のプレイヤーの方々との交流する機会も用意される。
④観光・アクティビティ

免許留学期間中、自動車学校が丸1日休みの日や半日休みの日があるため、自転車や電車で瀬戸内エリアの観光をすることができ、人だけでなく自然そのものに触れたり、アクティビティで気分をリフレッシュしたりすることも可能だ。
免許留学で地域の面白さに触れる
免許留学は、免許を取得しながら移住へのきっかけづくりとなる。さらに、地方暮らしでは車が必須な地域がほとんどのため、自動車免許を取得することで移住への課題を1つ解決することもできる。同じ留学生や、地域の方々と過ごすことで、地域の面白さ、楽しさ、課題にも触れることができ、思い入れも増すだろう。「免許取得」というイベントをより特別な期間にしてみてはいかがだろうか。
【免許留学概要】
免許の種類に応じて料金が変わり、オートマ免許、マニュアル免許の2つの料金プランをご用意しております。宿泊費、現地での体験費は料金に含まれています。
※2023年夏の免許留学開催時は開催地との関係上、下記の料金より変動する場合があります。
AT : 340,000円(税込)
MT : 360,000円(税込)
【参照サイト】Rural Labo 免許留学公式ホームページ
【参照サイト】MoonBase株式会社 公式サイト

高橋 真理

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