かつての宿場町を巡る新たな視点。鳥取県智頭町「秋の智頭めぐりデジタルスタンプラリー」で”まちのコイン”をゲット

旅行の期間だけで訪れたまちをどれだけ楽しめているだろうか。
せっかく旅行するなら、訪れるまちを新たな視点で存分に巡ってみよう。

株式会社カヤックは、企画・開発した鳥取県智頭町でのコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」導入から2周年を記念して、「秋の智頭めぐりデジタルスタンプラリー」を2023年10月16日〜11月30日の期間で実施する。

総面積の90%以上が森に囲まれ山あいの集落の文化や、かつての宿場町の名残が残る智頭のまちをデジタルスタンプラリーでめぐり、秋のお出かけシーズンに自然や歴史に触れる体験を楽しめる。さらに、スタンプラリーを達成した方には、智頭の森から生まれた特産品を合計150名に当たる抽選に参加も可能だ。

楽しみながら訪れたまちをもっと知り、思い入れのあるまちにしてみてはいかがだろうか。

鳥取県智頭町

鳥取県智頭町は鳥取県の東部、岡山県北部に隣接している。町面積の93%が森に囲まれた杉の町でもある。古くから街道が交差する要衝で、参勤交代の宿場町として明治以降は林業の町として栄えた。

西日本有数の渓谷や山村の原風景に加え、「石谷家住宅」のようなかつての宿場町の名残が感じられる懐かしい町並みが今も残り、豊かな自然と歴史、そこで生きてきた人々の暮らしが感じられるまちでもある。人口6千人程の小規模都市だが、自然を活かして「森林セラピー」ができる地として、森の空間と人々のつながりを大切にしたまちづくりを行っている。

また、小さな村が集合する智頭町では、2015年に「おせっかい宣言」をし、古き良き「お節介文化」を大切にして町内に住む人同士はもちろん、町外から訪れる人との交流を大切にしている特徴的なまちだ。

秋の智頭めぐりデジタルスタンプラリー

智頭町では溪谷や歴史的建造物など地域資源が離れて点在していることから、訪問客が周遊観光に至らない課題があった。今回開催するスタンプラリーで、訪問客による域内の回遊性を高めることで、智頭の地域ならではの魅力に触れたり、地域の人と交流したりする機会を増やすきっかけをつくり、智頭のまちに愛着を持つファンの創出を狙いとしている。

また、アフターコロナの観光需要の高まりによる、主要観光地にみられるオーバーツーリズム対策としても、スタンプラリーを活用することで観光客を分散させ、混雑回避に貢献できることを期待している。

スタンプラリーでは、コースを巡りながら智頭町の自然や歴史などの魅力をディープに楽しめるようになっている。スマートフォンの「まちのコイン」アプリ上で、各スポットに設置されているQRコードを読み取ると、スタンプが付与される仕組みだ。さらに、スタンプラリーを達成すると「てご」(智頭町の通貨名)がもらえ、智頭の特産品が当たる「てごガチャ」をひくことができ、お土産も獲得できる。

智頭町で楽しめる3つのデジタルスタンプラリーコース

今回のスタンプラリーでは、3つのコースが用意されている。

どれも智頭町を楽しめる魅力的なコースだ。

智頭地区コース

智頭町の中心街であり、宿場町として栄えた面影や、大正から昭和初期の懐かしい雰囲気の町並みが今も残る智頭地区を巡るコース。国の重要文化財にも指定されている歴史ある和風建築の石谷家住宅を起点に、レトロな雰囲気の残る商店街や、智頭産の木材を多く使った木の温もりが感じられる図書館など、全20のスポットの中からチェックインしてスタンプを集めていく。6箇所以上のスタンプを集めると1,000てごをゲットできる。

【詳細】
秋の智頭めぐりラリー 智頭地区A
秋の智頭めぐりラリー 智頭地区B
秋の智頭めぐりラリー 智頭地区C

細かすぎて伝わらない石谷家住宅クイズラリーコース

歴史ある和風の木造建築や美しい日本庭園が人気の観光スポットである「石谷家住宅」にて、その魅力をもっとディープに楽しめるクイズラリーを用意。邸宅内に設置されたQRコードを読み取り、「ハート型の障子は何を表している?」など、6つのクイズにチャレンジしていく。クイズに答えると、各スポットの見どころ情報が表示され、江戸時代から300年以上続いてきた商家のお屋敷の中に施された意匠について手軽に知ることできる。

クイズラリーは「邸宅と美しい庭園を眺めて癒されるだけじゃもったいない。歴史ある和風建築に込められた匠のこだわりを知って楽しんでもらいたい!」という「石谷家住宅」愛が深い館長が監修。愛が深すぎるが故に、「そんなところにも?!」という細かすぎるクイズも出題されているが、困ったらガイドの人に話しかけてヒントをもらえるユニークな内容が魅力だ。

【詳細】秋の智頭めぐりラリー 石谷家住宅

山形地区コース

溪谷の近くに広がる自然豊かな「みたき園」とレトロな木造校舎がある「旧山形小学校」を巡るコース。5つのチェックインスポットでスタンプを集めると1,000てごがもらえる。「みたき園」では、川のせせらぎの音をききながら広大な園内を散歩して季節を感じ、茅葺き屋根の古民家で山里の恵みを味わえる。

「旧山形小学校」は、奥行81m、幅10mの一直線の廊下や木の温もりが感じられる教室が、80年前に建てられた当時のままの姿で今も残り、ノスタルジックな雰囲気や写真撮影を楽しめる。空き教室内にて出店している、智頭杉を使った木育を促すクラフトを販売するショップもスタンプラリースポットの1つだ。

【詳細】秋の智頭めぐりラリー 山形地区

スタンプラリーを通して街を楽しみ、魅力を深く知る。

旅の思い出がより濃くなるように、1度チャレンジしてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】まちのコイン 公式ページ
【参照サイト】株式会社カヤック 公式サイト

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