暑い夏は自宅に居ながら生物多様性の旅へ。WWFによるマンガ選書サイト「コミック・ダイバース」

ジメジメと暑い夏がやってくる。
暑くて外に出かけることが億劫なときは
家でゆっくりマンガを読んで過ごしてみよう。

公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、2024年6月5日(水)の環境の日に、マンガ家やマンガに通じた研究者、編集者、アーティスト、書店員など計12名が、それぞれの視点で、生物多様性について描かれたマンガを選書し、その理由や選書した想いをエッセイとして書き下ろす「コミック・ダイバース(COMIC DIVERSE)」を開始。

日本の文化でもあるマンガで、生物多様性について考える休日を過ごしてみてはいかがだろうか。

生物多様性とは

生物多様性とは、地球上に存在する人間以外の生命体である、動物や植物、菌類、バクテリアなどとのつながりを示す。生き物はただ一種類だけで生きていくことはできず、他のさまざまな生き物と直接的、間接的につながることで生命の環を織りなすことができている。「生物多様性」は、地球という一つの環境そのものであり、すべての生命を包含する言葉に他ならない。

マンガで生物多様性を感じよう

生物多様性は気候変動と並び、地球環境の大きな課題の一つ。大切なことだとは思いつつも、自分との繋がりを実感し、その気持ちを人々と共有する機会は少ないのではないだろうか。

公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、生物多様性について描かれたマンガを選書し、その理由や選書した想いをエッセイとして書き下ろす「コミック・ダイバース(COMIC DIVERSE)」を開始した。マンガを通して、生物多様性についてより多くの方に関心を持ってもらい、理解を深めるきっかけになるだろう。

生物多様性を感じる選書

・里中満智子(日本漫画家協会理事長)/「とんから谷物語」手塚治虫、「絶滅動物物語」うすくらふみ・今泉忠明
・AKI INOMATA(アーティスト)/「風の谷のナウシカ」宮崎駿
・荻原貴男(個人書店 REBEL BOOKS店主)/「へんなものみっけ!」早良朋
・越智康貴(フローリスト)/「Petshop of Horrors」秋乃茉莉
・金城小百合(マンガ編集者)/「22XX」清水玲子
・荘子it(ラッパー)/「HUNTER×HUNTER」冨樫義博
・田口康大(教育学者)/「地上はポケットの中の庭」田中相
・武田砂鉄(ライター)/「ふらり。」谷口ジロー
・辻山良雄(個人書店 Title店主)/「歩くひと」谷口ジロー
・山本美希(マンガ作家/研究者)/「北極百貨店のコンシェルジュさん 」西村ツチカ
・夢眠ねむ(個人書店 夢眠書店店主 )/「猿飛佐助」杉浦茂
・東梅貞義(WWFジャパン事務局長)/「釣りキチ三平」矢口高雄、「ダーウィン事変」うめざわしゅん

【参照サイト】マンガで感じる生物多様性「コミック・ダイバース(COMIC DIVERSE)」

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高橋 真理

秋田県出身。東京、札幌での生活を経て、宮城県でゆったりとした地方暮らしを満喫中。友人とにぎやかに過ごす旅も好きだが、1人で旅先の非日常な空間にゆったりと浸る旅が最近のお気に入り。