豊かな自然が人気のエリア、長野県伊那市で温泉、サウナ、ワーケーション!

仕事一辺倒のワーケーションではなく、空いた時間には自然やアクティビティで癒されたい。かといって集中できるワークスペースがないのも困る…。そして都市圏からのアクセスがいいワーケーションの場所はどこだろう?

今回の記事では、そんな場所を探している方にはぴったりのエリア、長野県伊那市をご紹介します。

伊那市のエリア紹介

長野県伊那市は、長野県の南部に位置する市。中央アルプスと南アルプスに挟まれた「伊那谷」と呼ばれる谷の北側に位置していて、その中央を天竜川が縦断しています。東京からも名古屋からも車で約2〜3時間程度と比較的アクセスが良いのに加え、JR伊那市駅や高速バスの伊那バスターミナルがあることで、自家用車以外の交通手段も豊富。そして自然豊かな環境により、登山やキャンプなどのアクティビティでも人気のエリアです。そして民間と自治体双方による積極的な取り組みもあり、ワーケーションに便利なワークスペースと、地域への入り口となる魅力的な宿が点在しています。

もう1つ、伊那市の特徴として「通知表のない学校」「少人数をいかした教育」など、子どもの個性を活かす教育が全国的に話題を呼んでいます。そのせいか最近では伊那市の魅力ある教育方針をきっかけとした教育視察ツアーが開催されたり、ファミリー層の移住が増えていたりするとか。今回はそんな伊那市でのおすすめのアクティビティ、グルメ情報、ワークスペース、宿泊施設についてまとめてみました。

伊那市おすすめアクティビティ

温泉&サウナ

仕事に集中した後は、温泉で疲れた体をゆっくりとほぐすのがおすすめ。山に囲まれた地形ならではの雄大な風景が楽しめる温泉も。露天風呂や通常のサウナに加えて、テントサウナが楽しめる施設もあります。

羽広温泉みはらしの湯

南アルプスと伊那市街などの雄大な眺望が特徴の温泉。この施設は、ゆったりとした浴室と南アルプスや伊那市街などの雄大な眺望が特長。また、お年寄りや障害ある方にも安心してご利用いただけるよう配慮されています。伊那ICから約3km(所要時間約5分)、JR飯田線 伊那市駅下車バス25分。館内には食事処やサウナも完備。
<公式ホームページ>羽広温泉みはらしの湯

ふれあい交流センター「大芝の湯」

ふれあい交流センター「大芝の湯」は、信州大芝高原の澄んだ空気の中で四季の彩りと森林浴を楽しみながらゆったりとくつろげるバリアフリーの温泉施設。広い浴槽にあふれる豊富な温泉の湯、大浴場はもちろん、美容と健康に良い源泉ミルキーバスや、露天風呂、サウナなどを完備。
予約制の家族風呂もあり。
<公式ホームページ>ふれあい交流センター「大芝の湯」

四徳温泉キャンプ場

四徳温泉キャンプ場の提案する「ONSEN CAMP」とは、温泉とキャンプが融合した、「人間本来の生命力回復のための、森の休日」。森で数日間を過ごすことで、大人も子どもも新しいエネルギーをチャージできる。天然温泉だけでなく、心身のディープリラックスのためのサウナがあったり、ご自身の健康にさらなる気づきと回復力を与えてくれるセラピーも受けることが可能。温泉に併設したカフェでは、全て長野県産にこだわり、クラフトビール、フルーツジュース、スイーツが用意されています。
<公式ホームページ>四徳温泉キャンプ場

登山

標高3,000m峰が連なる日本アルプスのうち、南アルプス(赤石山脈)と中央アルプス(木曽山脈)に囲まれていることが伊那市の地形の大きな特徴。大きな山脈に両側を囲まれていることでダイナミックな景観が生まれ、独自の文化や豊かな農作物が育まれています。

駒ヶ岳(木曽駒ケ岳)

引用元:おいでな伊那

木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる標高2,956mの山で、木曽山脈(中央アルプス)の最高峰。日本百名山、新日本百名山、花の百名山に選定されている。木曾駒ヶ岳とも表記され、また略して木曽駒と呼ばれる事もあります。(引用元:wikipedeia)

塩見岳

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引用元:おいでな伊那

日本百名山の一つに数えられる塩見岳。深田久弥氏が「漆黒の鉄兜」と評した名山です。山名の由来は「山頂から駿河湾が見える」「山麓の湧き水に塩分が含まれる」などの説があります。

分杭峠

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引用元:おいでな伊那

分杭峠(ぶんぐいとうげ)は、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村との境界に位置する標高1,424 mの峠。静岡県浜松市の秋葉神社へ向かう街道として古くから利用された秋葉街道(現在の国道152号)の峠の一つで、秋葉街道は西日本の地質を内帯と外帯に二分する中央構造線の断層谷を利用した街道であり、分杭峠は中央構造線の谷中分水界(異なる水系の境界線)にあたります。日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っているという理由から、エネルギーが凝縮しているゼロ磁場のパワースポットと呼ばれています。(引用元:wikipedeia)
  

伊那市滞在中に食べたい地元グルメ

伊那市に訪れた際には、ぜひ味わってほしい郷土料理が沢山あります。その一つは風味豊かな美味しさで名高い信州そば。伊那市は信州そばの発祥の地だと言われています。また羊の肉と蒸した固めの中華麺を独特のスープでキャベツ、キクラゲなどと共に煮込んだローメンは、焼きそば風とスープ風があり、伊那市で生まれた自慢の味。他にもソースカツ丼、馬刺しなどが地元の名物料理として親しまれています。

行者そば 梅庵

yumean

引用元:おいでな伊那

「行者そば」の元祖ともいわれる内の萱地区にあるお店。古民家を改修した店内で味わう十割そばは奥深い味わい。

ローメン 萬楽

manraku

引用元:おいでな伊那

伊那市のソウルフードの1つであるローメン。地元では伊那市前原の「萬楽」派か、伊那市荒井の「うしお」派かで分かれるとか。

ソースかつ丼 青い塔

引用元:「おいでな伊那

西箕輪大萱にある「青い塔」の肉厚のロースかつ丼はボリュームがあり、柔らかい仕上がり。肉、キャベツ、ご飯が一体となった味。

馬刺し まことおあがり亭

makoto-oagari

引用元:おいでな伊那

伊那インターから車で1分。馬刺し、ローメン、ソースかつ丼等を取り揃えています。
<公式ホームページ>まことおあがり亭

伊那市駅周辺のワーケーションにおすすめなワークスポット

駅近なワークスポットからカフェ併設のコワーキングスペースまで、様々な施設が市内に点在しています。ドロップイン利用料や駐車場も比較的リーズナブルです。

産業と若者が息づく拠点施設allla(アルラ)

旧伊那消防署の建物を活用した施設(筆者撮影)

施設の愛称「allla(アルラ)」は、地域の活動の連携を導く場所「A place leading the linking of local activities」という意味を持ち、伊那市固有の価値の表現として、伊那地域の方言「あるら(あるでしょう)」を想起させる名称になっています。コワーキングスペースを1時間100円で利用でき、Wi-Fi完備、ドロップインも可能。

営業時間 9:00-21:00
休業日 木曜日及び12月29日から1月3日
住所 長野県伊那市荒井3428番地7
電話番号 0265-97-1274
アクセス JR伊那市駅から300m/中央自動車道「小黒川」スマートICから3㎞
URL https://www.inacity.jp/sangyo_noringyo/kogyoshinko/shiyuushisetsu/allla.html

 

inadani sees(いなだにしーず)


伊那市の産学官連携施設として2023年5月にスタートした「inadani sees」は、「企てをカタチに」をコンセプトに、多様な人材の交流を通した農林業のイノベーション創出等による地域の活性化を図ることを目的としている施設。

シェアオフィス会員は月額4,000円で利用が可能。ドロップインの利用もでき、2時間で550円、1日なら1100円と気軽に利用可能な価格設定となっている。

営業時間 9:00-18:00
休業日 日曜日及び祝祭日
住所 長野県伊那市西箕輪7200-27
電話番号 0265-95-6086
アクセス 中央自動車道「伊那IC」より車で約2分 / 飯田線伊那北駅よりタクシーで約10分
URL https://inadani-sees.jp/

 

夢まちLabo

引用元:おいでな伊那

箕輪町(東箕輪)にあるカフェ&コワーキング兼ね備えた新施設「夢まちLabo」。仕事をしたい方はもちろん、カフェのみでもご利用もOK。施設内には、フリーで座れるコワーキングスペースのほか、仕事に集中したい方向けの半個室スペース、会議室、オンライン会議で使用できるレンタル室などを完備。

営業時間 平日、土曜、祝日 8:30~21:00(カフェ 9:00~)
休業日 日曜日、年末年始
住所 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪3295-2
電話番号 0265-98-0322
アクセス JR伊那市駅より県道19号で約22分、約13.1km
URL http://minowa-yumemachilabo.jp/

 

ママand

旧富県南部保育園の建物を有効に活用した「ママand」。仕事と家庭生活を両立できる働きやすい職場環境を提供するとともに、働く女性を中心に、地域住民、出張事業者などが気軽に交流できる場をつくり、新たな働き方と女性が活躍できる社会を目指すための施設としてオープン。

営業時間 午前9時から午後5時
休業日 水曜日及び12月29日から1月3日
住所 伊那市富県7800番地1
電話番号 伊那市商工観光部商工振興課:0265-78-4111 内線:2431
アクセス 伊那市駅から車で15分
URL https://tobichi.jp/store/krindo/

 

コワーキングスペース Krindo(桂林堂)

引用元:TOBICHI.JP

飛び飛びの商店をつないで、新たな価値観で商店街を再定義している下辰野商店街「TOBICHI」にあるコワーキングスペース。500円/2時間でドロップイン利用可。ボードゲーム貸出あり。

営業時間 月〜土 10:00~18:00
休業日 日曜日
住所 辰野町大字辰野1723-18 リバーサイドSTAYtionery 桂林堂 3F
電話番号 080-9665-1362 (代表:松田)
アクセス JR辰野駅から徒歩約8分、約600m
URL https://tobichi.jp/store/krindo/

 

伊那市周辺のおすすめの宿

赤石商店

赤石商店のエントランス(筆者撮影)

長野県伊那市にある宿泊可能な複合施設「赤石商店」。オーナー夫妻による大工さんの手を借りながらのDIYにより、昔ながらの平屋の母屋を宿と食堂に、蔵を映画館に、倉庫をギャラリーに、ボイラー室をサウナ室に生まれ変わらせました。

住所 〒399-4432 長野県伊那市東春近22-5
電話番号 090-5705-7217
アクセス ・中央自動車道「伊那IC」から車で20分、「小黒川スマートIC」から15分
・JR「伊那市駅」から車で約10分、徒歩40分
URL https://akaishi-shouten.com/
詳細・口コミ airb&b

街宿 MILLE(まちやど ミレ)

引用元: じゃらん

伊那市西町の空き店舗を活用した、街の入口となる「まちやど」。伊那バスターミナルから徒歩1分、JR伊那市駅から徒歩2分という好立地。
<公式Facebookページ>街宿 MILLE

住所 〒396-0026長野県伊那市西町4880-7 2F
電話番号 0265-98-8495
アクセス ・JR伊那市駅より徒歩にて約2分
URL https://ja-jp.facebook.com/machiyado.mille
詳細・口コミ じゃらん

ホテルWWJ

wwj

引用元:WWJ公式サイト

高速バスの停留所やJR伊那市駅から徒歩7分、中央道小黒川スマートICから車で5分、コンビニや銀行・商店街も徒歩圏内にあるため、居心地も利便性も高い場所です。WWJの由来は「わいわいじゅく」で「じゅく」は宿と塾のWミーニング。現在コワーキングスペースも準備中ということで、今後ワーケーションを目的とした伊那市滞在には最適の宿になりそうです。

住所 〒396-0025 長野県伊那市荒井3554
電話番号 TEL 0265-96-0782
アクセス ・伊那バスターミナルから徒歩6分
・JR伊那市駅から徒歩7分
・中央自動車道小黒川スマートインターから車で5分
URL https://wiwijuku.com/
詳細・口コミ じゃらん

伊那市のワーケーション関連サイト

伊那市でのワーケ―ションに興味を持った方向けに、ワーケ―ションやアクティビティの情報、宿泊施設に関する情報を発信しているサイトを紹介します。

おいでな伊那

(一社)伊那市観光協会の公式サイト。伊那の歴史に加えて、宿泊やグルメ、アクティビティの情報などが網羅されています。
https://inashi-kankoukyoukai.jp/

信州リゾートテレワーク

長野県産業労働部が運営するサイト。信州の宿泊施設やワーキングスペースを、エリアや条件から絞り込んで検索できます。
https://workation.app/lp/shinshu-resorttelework

伊那市役所

伊那市役所企画部内には「ワーケーションリーダー」という担当が設置されていて、他地域からワーケーションで訪れた方をサポートする仕組みがあります。今回の記事で伊那市でのワーケ―ションに興味を持った方は、ぜひ伊奈市役所に相談をしてみてはいかがでしょうか。
伊那市役所 企画部 地域創造課 人口増推進係

伊那市へのアクセス

電車でも高速道路でもアクセスが可能な伊那市。目的やお住まいの地域によって交通手段を使い分けることができます。以下の情報を参考にしてみてください。

自動車を利用(中央自動車道小黒川スマートインターチェンジ下車)

東京方面から 中央自動車道を利用して約2時間45分(約220キロメートル)

渋谷区の初台ランプから首都高速4号新宿線に入り、中央自動道を経由して、岡谷ジャンクションで名古屋方面に向かい、小黒川スマートインターチェンジで降りる。
(小黒川スマートインターチェンジは平成29年9月30日に開通しました。)

名古屋方面から 中央自動車道を利用して約2時間

小牧インターチェンジから東名高速道路に入り、小牧ジャンクションから中央自動車道を経由して小黒川スマートインターチェンジで降りる。

鉄道を利用(JR伊那市駅下車)

東京方面から JR中央本線・飯田線を利用して約3時間30分

JR新宿駅から中央線特急スーパーあずさなどで岡谷駅へ。
中央本線支線に乗り換えて辰野駅から飯田線で伊那市駅にて下車。
市街地循環バス「伊那営業所」または「通り町」バス停から乗り、伊那市役所で下車。

名古屋方面から JR中央西線・飯田線を利用して約3時間45分

JR名古屋駅から中央線特急しなのなどで塩尻駅へ。中央本線に乗り換えて岡谷駅へ。
中央本線支線に乗り換えて辰野駅から飯田線で伊那市駅にて下車。
市街地循環バス「伊那営業所」または「通り町」バス停から乗り、伊那市役所で下車。

中央道高速バスを利用(伊那バスターミナル下車)

東京方面から(約3時間30分)

バスタ新宿(南口)で新宿伊那飯田線に乗車し、伊那バスターミナルで下車。(バスの乗り場が新宿西口のみの臨時便が運行している場合があるので注意)
市街地循環バス「伊那営業所」または「通り町」バス停から乗り、伊那市役所で下車。

名古屋方面から(約3時間)

名鉄バスセンターから名古屋伊那線に乗車し、伊那バスターミナルで下車。
市街地循環バス「伊那営業所」または「通り町」バス停から乗り、伊那市役所で下車。

市街地循環バス 外回り(イーナちゃんバス) 時刻表
市街地循環バス 内回り(イーナちゃんバス) 時刻表

(引用元:伊那市役所公式ページ)

伊那市でのワーケーションのすすめ

都市圏から車でも電車でもアクセスがしやすく、駅近のワーキングスペースや宿もある伊那市。仕事に集中した後は、温泉やサウナで疲れを癒し、休日には山や森の中でのアクティビティも楽しめる。そんな自然豊かでバランスのとれた環境が魅力のエリアです。そしてワーケーションをより豊かで楽しいものにするために大切なのは、訪れた街で活躍するプレーヤーとゲストとをつないでくれる宿のオーナーの存在や、ワーケーションにまつわる情報を提供してくれるコワーキングスペースや商店街の皆さん、自治体のスタッフです。そんな環境が揃っている伊那市でのワーケーションを、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

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