子育て家族のための会員制二拠点生活サービス「Co-Sato」。行きつけの田舎を持つ暮らしとは?

Co-Sato

空には今にも落ちてきそうな、まんまるのお月様。
目の前には寄せては返す、夜の波の景色。

旅先で初めて見る景色をまえに、子どもはキラキラとした笑顔をしていた。

コンクリートに包まれた環境で暮らしていると、子どもの「やりたい」に蓋をしてしまっている気がする。

汚れるからダメ、汚いから触っちゃダメ

子どもは今、何に興味があって、何をやりたいのか?
できることなら、家族でその想いに耳を傾けて、子どもの「やりたい」を引き出したい。

長野県は辰野町に、「家族や友人とのキラキラとした思い出」をつくる手助けをしてくれるサービスを提供する施設がある。子育て家族が定期的に田舎に通える、会員制宿泊サービス「Co-Sato」だ。

ここでは、歳の近い子どもをもつ複数家族が一緒に宿泊し、子どもたちは自然の中で学生のスタッフたちと全力で遊ぶといった時間を過ごすことができる。

「信州の風の谷」と言われるほど美しい里山

画像引用:Co-Sato|CAMPFIRE

Co-Satoがあるのは、長野県は辰野川島町。日本の中心に位置する人口1.8万人のこの町は、「信州の風の谷」と呼ばれており、移住地としても人気の地域。

三方を山に囲まれ、近隣には思いっきり遊べる森や川があり、芋掘りや山菜採りなどを楽しめる畑もある。まるでジブリの世界のような、のどかで美しい自然に包まれた里山だ。

画像引用:Co-Sato 公式HP

辰野町は、美しい蛍と星が見られることでも有名な地域だ。「日本一のほたるの里」として知られる、ほたる童謡公園までは拠点から車で15分ほど。見頃の6月には、無数の蛍が幻想的な光を放ちながらゆらゆらと飛び交う。

夜になると日本有数の美しい星空が広がり、天候や条件の良い日には、数分おきに流れ星を目にすることも。

都会では決して見ることのできない幻想的な景色が、ここにはある。

画像引用:Co-Sato 公式HP

そんな自然があふれる場所に2023年1月、Co-Sato辰野川島店がプレオープン。築101年の古民家に複数家族で宿泊する。今までに累計63家族・約244名の体験宿泊を受け入れてきた。

大人も子どもものびのびと、非日常を楽しむ

画像引用:Co-Sato|CAMPFIRE

Co-Satoでは、危ないから、近所迷惑になるからと、普段は「ダメ」と言わざるを得ないことや、都会ではなかなかできないことを存分に楽しめる環境が揃っている。

近くにある川で遊んだり、BBQをしたり。散歩がてら湧き水を汲みに行ったり、時にはニワトリやヤギなどの動物に会ったりすることもできる。豊かな自然に包まれながら、大人も子どもものびのびと、非日常を楽しむことができる環境が揃っているのだ。

画像引用:Co-Sato 公式HP

まるで兄弟姉妹のように仲良く

Co-Satoでは、歳の近い子どもがいる家族同士が、2〜 3家族一緒に滞在する。はじめは人見知りをしていた子も、学生スタッフの声かけなどもあり、気付けば輪の中に。生活をともにする中で、子どもたち同士、まるで兄弟姉妹のように仲良くなる。時には喧嘩をし、仲直りもしながら、成長を感じられる場となっている。

画像引用:Co-Sato|CAMPFIRE

周りに気を遣いすぎることなく過ごせるのも、Co-Satoの大きな特徴だ。子どもの泣き声も、走り回る足音も「お互い様」と受け入れ、見守り合える安心感のある空間がここにはある。

生活を共にする中で仲良くなった家族同士が、また一緒にCo-Satoに来たり、普段住んでいる地域で一緒に遊んだりしていることも。2泊3日の滞在中限りではない、温かい関係が育まれている。

全力で遊んでくれる学生スタッフの存在

画像引用:Co-Sato 公式HP

Co-Satoでは、親でも先生でもない、ちょっと年上のお兄さんやお姉さんのスタッフが、全力で子どもたちの遊び相手をしてくれる。「1日中子どもの遊びに付き合うのは体力的に大変」「川や山などの自然の中で自由に遊ばせてあげるには、親以外にも大人の目があった方が安心」といった想いや悩みに応えてくれる。

子どもたちと楽しい時間を過ごすことに全力な学生スタッフがいるからこそ、遊びの幅が広がり、子どもたちの好奇心や創造力が最大限に発揮される環境がここにはある。

家や幼稚園での姿とは違う我が子の新しい一面が垣間見えたり、付きっきりになることなくほっと一息つけたり。親御さんにとっても、学生スタッフの存在は大変心強い。

子ども用の備品も充実で安心

画像引用:Co-Sato|CAMPFIRE

Co-Satoでは、気軽に通い、ストレスなく過ごせるよう、赤ちゃんや子ども用のおもちゃや備品が多数用意されている。おむつは現地で格安で購入することも可能だ。洗濯機も無料で利用できるため、かさばる消耗品や着替えは最小限にして身軽に訪れることができる。

室内は「おばあちゃんの家」のような、どこか懐かしく、安心感のある空間。寝室は全て和室で、小さな子どもでも安心な造りとなっている。

2つの宿泊プランを用意

画像引用:Co-Sato 公式HP

Co-Satoでは、より多くの子育て家族の方々が利用できるよう、2つの宿泊プランを用意。1つが1泊ずつ滞在費を支払うパターン。料金は、大人13,200円(13歳以上)、子ども6,600円(3歳以上13歳未満)。

もう1つが、年会費16万5,000円で通い放題のプランだ。いずれも初回滞在時の会員証発行手数料5,000円が別途かかる。利用したい頻度やライフスタイルに合わせて、選んでみてはいかがだろう。

家族みんなで楽しく、キラキラした時間を

これから成長する子どもにとって、1日1日は大切な時間。
そして、家族や友だちと過ごす毎日はかけがえのない時間となる。

今よりもっと楽しく、もっと笑顔に。
毎日を生き生きと過ごしてほしい。

Co-Satoでの体験を通じて、未来へとつながるキラキラ時間を一緒につくろう。

画像引用:Co-Sato 公式HP

※Co-Satoは、2023年1月にプレオープンし、現在本オープンに向けて設備拡充などのためのクラウドファンディングに挑戦中だ。気になる方はぜひ応援してみよう!

【参照サイト】Co-Sato 長野県辰野町がオープン|CAMPFIRE
【参照サイト】Co-Sato 公式HP
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明田川蘭

大の旅好き&温泉好き。一人で海外へ、一人で車を走らせて日本の名湯へ。アフリカ大陸と北極南極以外に降り立ち、行った国は30を越え、巡った温泉地は100を超える。沖縄観光メディアの編集者やホテルメディアの立ち上げ経験あり。「旅は人の心を豊かにする」と本気で思い、記事を執筆している。