バタバタと忙しい日々。
心に余裕がないと、関わる相手にも余裕を持って接することができないと感じる。
こんな気持ちと疲労をリセットしたい。
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そんな思いを感じている人におすすめしたいのが、「100年生きたら、おもしろかった」と誰もが言える世界をつくるために活動している、Nurse and Craft株式会社が手がけるツアーだ。
Nurse and Craft株式会社は、病院や介護施設等で働く医療・介護従事者向けに、日常の忙しさから離れ、自己を見つめ直し、新たな学びと癒しを得る新しいヘルスツーリズム「とびしまナース・リトリートツアー」を実施している。開催場所は、瀬戸内海に浮かぶ島「大崎下島」。島の自然と地域コミュニティの中で、心身のリフレッシュと自己成長を促進する絶好の機会だ。
リトリート とは
「リトリート」とは、慣れた街や土地を数日間離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。一般的な旅行は観光が目的となるが、リトリートでは日常を忘れてリフレッシュすることを目的とする。
日常の緊張感から解放され、自分自身の人生について深く考える時間を持てるリトリートは医療・介護従事者にとって重要な体験となる。病院や施設での忙しい日々の中で、緊急はないが必要な事柄について考える機会が少ないため、リトリートによって時間を意図的に作り出す必要があるだろう。
瀬戸内海の自然の中で過ごすリトリートツアー
広島・大崎下島を拠点として「今が一番楽しく、明日が楽しみになる社会」をビジョンとして掲げるNurse and Craft株式会社は、過疎地の医療を持続可能なものとし、人々の健康寿命の延伸とウェルビーイングの実現を目指している。
今回は医療・介護従事者のための新しいヘルスツーリズム「リトリートツアー」を実施。2023年からモニターツアーとして実験的に実施してきたが、本格的な開始に伴い、2024年1月に特設サイト「とびしまナース・リトリート」も公開した。病院や介護施設等の福利厚生や研修、看護学部の実習の場としての活用が期待される。
穏やかな街でこころとからだを休める
瀬戸内海に浮かぶ島「大崎下島」は温暖で過ごしやすく、波は穏やか。ゆっくり流れる時間がとても心地良く、今この瞬間を生きることに意識を集中できる。一方、時間が激流と化す現代社会において、多くの医療・介護従事者は自身の理念やキャリアをゆっくりと見つめ直す時間が十分にとれていない。地域に根差し、医療とヘルスケアを通じた地域創生に取り組んでいるナースと共に抱えている問題や課題を一緒に考え、これからを語り合うなかで新たな自分の形が見えてくるかもしれない。
五感で学ぶ
訪問看護への同行や先進ヘルスケア体験、地域探索などベースとなる学びの時間のプログラムを用意。学びとはいえ、部屋に閉じこもっての勉強だけではない。季節や出会う人々、その時々で一つひとつの特別な体験ができる。そんな五感を通して気づきを得るプログラムを提供している。
瀬戸内海の自然で遊ぶ
穏やかな瀬戸内海を舞台に、海も山も楽しめる島ならではのアクティビティを用意。季節や天候によっても選べるオプションは変わる。柑橘狩りや釣りなどの遊びに加えて、雄大な自然のなかでヨガやセラピーを受けられる。地域のおばあちゃんの家に遊びに行って、お話を聞かせてもらう体験もおもしろいだろう。
地の物を食べる
食堂やBarでの食事やお酒、コミュニティランチへの参加など、滞在中は瀬戸内の”美味しい”を味わう機会がたくさん用意されている。地の物を食べて地域を丸ごと味わえる、食を通して癒しにつながっていく。美味しい食べ方を学べる料理教室も実施予定だ。
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【参照サイト】Nurse and Craft株式会社 公式サイト
【参照サイト】とびしまナース・リトリート 公式サイト
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高橋 真理
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