株式会社SQUEEZEは6月26日、同社が提供する民泊からマンスリーまで物件の短期貸しを一元で管理・運用できるクラウドツール「suitebook(スイートブック)」と、手間いらず株式会社が提供する複数のオンライン宿泊予約サイトを一元管理できる「TEMAIRAZU」シリーズが同日、システム連携を開始したことを公表した。
これにより、suitebookを利用している宿泊施設は、TEMAIRAZUシリーズを並行して利用できるため、販売チャネルの拡大と同時に、空室在庫の一元管理ができ、稼働率アップや業務の効率化を図ることができる。
suitebookは、民泊・ホテル・旅館などの宿泊事業者や代行会社、サービスアパートメント運営事業者向けの運用管理システムだ。ユーザーはsuitebookを使って物件の稼働状況、滞在者情報、オペレーション上で必要なタスクを一目で把握できる。また、物件滞在者や清掃業者とのコミュニケーションもすべてsuitebook内から行えるため、管理業務にかかる時間を短縮できる。
一方のTEMAIRAZUシリーズは、国内宿泊施設向けに複数の宿泊予約サイトの一元管理を行う基本機能と、予約情報の高速取得やイールドマネジメント機能等を備えたASPシステムだ。宿泊施設は同シリーズを利用することで、在庫と料金の一括コントロールが可能となる。
両社はこれまでも、他社と協力することで新たなサービスを展開してきた。SQUEEZE社は、今年2月に楽天コミュニケーションズと業務提携し、民泊運営のサポートサービス「あんしんステイIoT」を発表したのち、5月にはスター・マイカ社と協業し、不動産資産運用サービス「アップサイドシェアプラン」の提供を開始している。そして手間いらず社は、同年3月にアルメックス社の宿泊管理システム「innto」と、タップ社の「accommod」、5月にはスペースマーケット社が運営する「スペースマーケットSTAY」とシステム連携を行うなどしている。
多くの民泊事業者にとって画期的なサービスを提供してきた2社のサービスが連携することで、新たに民泊市場へ参入するオーナーはもちろん、多くの施設を所有する既存オーナーにとっても、さらに有用なサービスとなりそうだ。
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(Livhubニュース編集部)


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