スペースの時間貸しや民泊を含む宿泊施設の予約仲介サイト「スペースマーケットSTAY」を運営する株式会社スペースマーケットは5月24日、複数の宿泊予約サイトを一元管理する宿泊予約サイトコントローラー「TEMAIRAZU」シリーズを運営する手間いらず株式会社とシステム連携することを公表した。
今回のシステム連携により「スペースマーケットSTAY」にTEMAIRAZUシリーズを導入している宿泊施設が掲載される。
掲載スペースのバリエーションが増えることで、スペースマーケットユーザーの利便性が向上すると同時に、宿泊施設のオーナーにとってはスペースマーケットの既存ユーザーはもちろん、ユニークな宿泊先を探すユーザーに販路を広げることでき、さらなる稼働率と収益アップが見込める。
スペースマーケットは、さまざまな場所をオンラインで1時間単位から簡単に貸し借りできる「時間貸し」のプラットフォームとして、2014年にサービスを開始した。これまで、お寺・古民家・映画館・離島など、9,000以上のスペースを掲載し、「お寺で開発会議」「映画館で社員総会」「島でコスプレ撮影会」などの用途で、多くの法人・個人に活用されてきた。
一方、手間いらずが運営するTEMAIRAZUシリーズは、宿泊予約サイトコントローラーとして2017年12月時点で「サイト連携数国内最大」の実績を誇り、宿泊施設の稼働率と収益アップに貢献してきた。
スペースマーケットは住宅宿泊事業法施行へ向け、これまでに民泊Wi-Fi事業を手がけるジェイピーモバイル株式会社や、宿泊施設の運営代行サービス「ファミネクト」を運営する株式会社ファミリアリンクと事業提携している。そして手間いらずは、宿泊管理システム「accommod」や、宿泊管理システム「innto」、台湾最大手の民泊仲介サイト「AsiaYo」とシステム連携を行うなど、サービス拡大を図ってきた。
新法施行後の民泊市場はまだ不透明な部分もあるが、各企業の取り組みにより、オーナーとゲスト双方に便利なサービスが増えてきている。宿泊施設の関連企業が、他社と提携または連携しサービスを拡大することで、今後の宿泊施設市場が活性化することに期待したい。
【サービスサイト】スペースマーケットSTAY
(Livhubニュース編集部)


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