行かないとわからない。人と出会い、五感で感じた西表島の魅力
小さな頃から、自分の知らない土地で生活している人々に興味があった。 海外の秘境に住む人や、山奥の田舎で自給自足のような生活をしている人が登場するテレビ番組を見ながら、言い方は少し悪いが「なんでこんな不便そうな場所に、好ん…
小さな頃から、自分の知らない土地で生活している人々に興味があった。 海外の秘境に住む人や、山奥の田舎で自給自足のような生活をしている人が登場するテレビ番組を見ながら、言い方は少し悪いが「なんでこんな不便そうな場所に、好ん…
「よっしゃ、やっと華金だ!飲みに行こ!」 10年前の私は金曜日には必ずと言っていいほどお酒を飲みにいき、同僚と仕事の愚痴を言ったり、朝までカラオケしたりと「夜」を謳歌していた。 そして時は2024年。今の私はというと「夜…
見渡す限り、あたり一面畑。 広々とした畑と畑の合間にある一本道を走り続けると、突き当りにピンク色の旗が見えた。旗にはマジックで「農遊舎」と書いてある。その三文字を目がけて、最後の急な上り坂を車のエンジン全開で駆け上がった…
ここは、千葉県いすみ市。春には満開の菜の花と桜が咲き誇り、黄とピンクの花畑が線路に広がるいすみ鉄道のとある駅前で、私はある人と待ち合わせをしていた。 写真提供:いすみ鉄道 いすみ市内のカフェで働いている筆者が、常連客であ…
鶏の鳴き声で目を覚ます。 少ししっとりとした空気の中、馬のウーフォが早くも朝ごはんを探しに駆ける音が聞こえる。 ログハウスのような家の木製の窓を開けると、遠くまで波のない凪いだ地中海。 ここはバルカン半島の最南端の町。旅…
旅は、冒険を着ること。 そして、忙しない日常から自分に時間を還すこと。 イギリスには珍しく晴れた夏の朝。35Lのバックパックに服と本と少しの緊張感を詰め込み、靴のベルトをキュッと締める。飛行機で4時間半、向かったのはキプ…
色々な店に一度ずつ訪れるよりも、旅先でも日常でも、同じ店に日々通い続けることに魅力を感じる。カフェやレストランなど、毎日同じ人と顔を合わせるうち、その人の日常に私が居ることが徐々に普通になり、その人も私の日常の一部になっ…
宮城県石巻市の中心エリアには、江戸時代からの名残で現在もいくつもの小さな商店街があります。今回はそのなかでもとりわけ大きな通り「立町大通り」の商店街をブラリと訪れてみました。
※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「IDEAS FOR GOOD」からの転載記事となります。 西荻窪のまちを歩いているとき、なんだか妙に惹かれる雰囲気の古民家があった。個人が住む一軒家のようでもあり、整えられた庭に開か…
所狭しと積み重なる鍋。皮が剥かれた山盛りのレモン。暗がりのなかの小さな一台のガスコンロ。大きな包丁に洗ったばかりの数本のごぼう。食器棚のうえの1本の真っ赤な薔薇。 言葉も文化も異なる行ったこともない世界の国々のキッチンには…
旅でもノマドライフでも日常生活でも、私がいつもするのは「同じ場所に通う」こと。 同じ店に通い、「馴染みの客」になることで、気づけば彼らのオフの時間を一緒に過ごしたり、おうちにお邪魔したりと、客と店員という垣根を超えた付き…