エクスペディアは11月12日、ワーケーションに関する意識調査結果を発表した。
エクスペディアが実施した調査によると、「ワーケーション」という言葉のコンセプトを知っていると回答したのは全体の54%と半数以上にのぼり、年代別でも認知の割合に大きな差は見られなかった。
ワーケーションの経験有無については、「ある」と回答したのは16%という結果となり、認知度は向上しつつあるものの経験がない人が多く、旅行スタイルとしてはまだ一般的ではないことがうかがえる。ワーケーションの経験を年代別でみると、20代では30%近い人が「経験ある」と回答していることから、若い年代ほど経験率が高い傾向にあり、若い年代から広まる可能性がありそうだ。
またワーケーションを実際にしてみたいかを聞いたところ、「したい」と回答したのは全体の39%となり、20代、30代で「したい」と回答した割合は半数近くとなった。理由として、「リフレッシュできそうだから」との回答が75%ともっとも高く、次いで「少ない有休日数で旅先に長期滞在できるから」が58%、「ストレスが軽減できそうだから」が46%となった。
反対に年代が高くなるにつれて「したい」という回答の割合が低くなる傾向で、したくない理由は「仕事とプライベートの切り分けが難しそう」が48%ともっとも高く、次いで「旅先でまで仕事をしたくないから」が47%となった。ワ―ケーションに対して消極的な人は、プライベートと仕事を組み合わせることに生産的ではないと感じていることがわかる。
ワーケーションで行ってみたい国内スポットには、「高原リゾート」が66%ともっとも多く、次いで「ビーチリゾート」が59%、3番目に58%の「温泉地」となり、山や海など自然が広がりリフレッシュできそうなリゾート地の人気が高くなる傾向にあることがわかる。
より多くの企業、そして幅広い年代でワーケーションの働き方が浸透することで、地域活性化や関係人口の創出が見込める。新しい旅行スタイルへの関心が高いと考えられる若い世代を中心に、ワーケーションが今後より身近なスタイルとなることを期待したい。
調査は2020年8月22日から25日まで、インターネットにて、20代~50代の会社員の男女計400名を対象に行われた。
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(Livhubニュース編集部)
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