水と草木につつまれた「循環型サウナ村」が岐阜の秘境に誕生。人も、地域も、自然もととのう旅を

美しい自然、清らかな水、辺り一面が水と草木につつまれた癒しのスポット。
忙しない日常を離れて、休日は心安らぐ場所へ心身をととのえに行きたい。

岐阜県山県市の北部を流れる円原川(えんばらがわ)は、奇跡の水質を誇る川と名高い。岩間からこんこんと湧き出る水の美しさは訪れる多くの人を魅了し、透き通った水流は「ぎふ・水と緑の環境百選」にも選ばれているほどだ。約8kmにも及ぶ円原川は、最終的には岐阜市を流れる長良川に行き着く。

そんな良質な川で極上のサウナ体験ができる、新たな施設が誕生しようとしている。手がけるのは、合同会社タキビデザイン。プロジェクトの発起人は、河合祐樹氏。アウトドアライターやリバーガイドとしての経験を生かし、サウナ・スパプロフェッショナル&健康士としての知見を活用して、奇跡の水質を誇る円原川の水を全身で楽しめる「循環型サウナ村 THE WATERS」の構想を練り上げた。

現在、「水がテーマの循環型サウナ村『THE WATERS』」プロジェクトを発足し、クラウドファンディングも開始している(〜2024年10月末まで)。

image via PRTIMES

循環型サウナ施設「THE WATERS」の魅力

THE WATERSの魅力は3つある。まず、透明度の高い円原川の水を活用した極上の水風呂体験。次に、サウナを楽しむだけで限界集落維持と自然保全に貢献できる点。そして、サウナを科学する“ガチ勢”集団madsaunist(マッドサウニスト)監修による、潤うサウナ体験だ。

循環型サウナ村の施設の中心となるのは、「Sotoburo DOME12」というテントサウナだ。このテントサウナには2基のサウナストーブが設置され、さらに2基のスチーム発生装置と蒸し器が導入される予定。この組み合わせにより、熱さと湿度のバランスが取れた“快適ウルウルのサウナ体験”を提供する。

水風呂には、施設のすぐそばを流れる円原川の水を直接利用する。この川は日本有数の広大な石灰岩質帯が生み出す豊富な伏流水に恵まれており、年間を通じて水温が安定し、ミネラルが豊富な天然水だ。この特殊な水質を活かすことで、ユニークなサウナ体験を可能にしている。

さらに、THE WATERSはオフグリッドな仕組みを採用し、環境負荷を最小限に抑える設計になっている。これにより、サウナを楽しむだけで限界集落の維持と自然保全に貢献できる仕組みを実現している。

image via PRTIMES

地域と自然、そして訪れる人々が共に“ととのう”場所

THE WATERSは、単にサウナを提供するだけでなく、滞在を通じて地域活性化にも貢献できる循環型の施設を目指している。“人がととのい、地域もととのい、自然もととのう”という理念のもと、サウナ体験を通じて地域に根ざしたサステナブルな村づくりを進めている。

山県市長の林宏優氏も、このプロジェクトがSDGsの観点からも指標となる取り組みになると期待を寄せている。地域の特性を生かしたまちづくりと、貴重な源流の水の価値の周知、そして経済的な波及効果を同時に実現する可能性を秘めているからだ。

水と草木につつまれた、循環型サウナ村「THE WATERS」。ぜひ、奇跡の水質を全身で感じ、自然と地域に溶け込む、新しい“ととのう”を体験しに行ってみてはいかがだろう。

【参照サイト】PRTIMES| 【第一村人 募集!】「水がテーマの循環型サウナ村」を創る、クラウドファンディング開始
【参照サイト】岐阜の秘境に“水”がテーマの循環型サウナ村を作り、消滅危機の限界集落を守りたい!|CAMPFIRE

【関連ページ】
人も森も地球も「ととのう」サウナ。豊田の森から生まれた純国産バレルサウナで脱炭素社会を目指す
ガスも電気も不要の酵素浴を楽しもう。“森林浴”をテーマにしたサウナ&スパ施設「meet tree SPA」誕生
自然のなかで、ととのう。関東のアウトドアサウナおすすめ6選

The following two tabs change content below.