「親指にも休息を」
そう掲げるのは、箱根で温泉旅館を展開している「株式会社一の湯」だ。滞在中スマホを触らずリフレッシュすることを目的とした「デジタルデトックス温泉プラン」の販売を開始した。
毎日の生活になくてはならないスマホ。ニュースサイトで情報収集して、SNSをチェックして、動画を閲覧して・・・と、気づいたら朝起きてから夜寝るまで、1日中スマホを触っている。何なら、消灯してから布団の中でもスマホを触っていないだろうか。
たまにはそんなデジタルな生活から抜け出して、リラックスしたい。
そう思う方は、ぜひ一の湯が用意した「デジタルデトックス温泉プラン」に頼ってみてはいかがだろう。
まず、宿泊のチェックイン時に一の湯が用意した袋の中にスマホを入れる。そして、出発の時まで封を開けずに利用を控えることができたら、デジタルデトックスに成功というものだ。
部屋には、贅沢にも個室の温泉が付いていて、静かな環境と澄んだ空気に包まれ、これでもかと身体を休めることができる。スマホは袋の中に入れたまま。普段気づかないけれど、きっと疲れているであろう頭や指の爪の先までも休ませられる。
あたたかい温泉に浸かってリフレッシュしたら、旅館お手製の料理に舌鼓。寝る前は、布団に入る前に瞑想したり、今日あったこと、今考えていること、これからやりたいことなどを考えたり。目をつむって思い描くことは、明日からの自分への活力にもなるはず。
そして、デジタルデトックスを頑張ったご褒美には、一の湯から1,500円相当のオリジナル商品をいただける。何がもらえるかは、行ってからのお楽しみだ。
「デジタルデトックス温泉プラン」が利用できる施設は、創業1630年の老舗旅館「塔ノ沢 一の湯本館」か、各方面からアクセスに便利な「仙石原 品の木一の湯【本棟】」の2つ。どちらも宿泊料金は、1泊1名14,729円~(税込・入湯税抜)。宿泊対象期間は、2022年3月17日~2022年7月15日となる。
「塔ノ沢 一の湯本館」は、数寄屋造りの木造建築で、全室から早川渓谷を望める。温泉は、昔ながらの石造りが特徴の内風呂と、大正時代にイタリアから輸入した大理石で作られた貸切風呂がある。どちらも風情が感じられ、心落ち着く。一方で、「仙石原 品の木一の湯【本棟】」は、何といっても2種類の温泉を堪能できるのが特徴だ。大涌谷温泉を引いた硫黄泉の露天風呂と、透明でお肌にやわらかと馴染むアルカリ性単純温泉の内風呂だ。ファミリールームやダーツゲームの付いたお部屋など、家族連れやグループにも最適なお宿だ。
塔ノ沢 一の湯本館の「デジタルデトックス温泉プラン」
仙石原 品の木一の湯【本棟】の「デジタルデトックス温泉プラン」
たまの親指の休息もいいもの。1日くらいスマホを放っておいても、困らないだろう。身体だけではなく頭も空っぽにして、ぜひ活字を見ない、都度やってくるあらゆる通知から解放された、本当の意味でのデジタルデトックスをしてみてはいかがだろう。
【参照サイト】箱根温泉旅館|一の湯グループ公式サイト

明田川蘭

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