自然の中で“点てた”お茶を嗜む。Snow Peak×中川政七商店×茶論のコラボ商品「野点セット」

“日本のアウトドア史に、茶道あり”

キャンプやグランピングなど、アウトドアブームが巻き起こっているいま、新たな楽しみが生まれている。「自然の中でお茶を点てる」という体験だ。

良質なアウトドア用品を製造する“Snow Peak”、日本の工芸をベースにものづくりをする“中川政七商店”、現代にあった茶道の愉しみ方を伝えるブランド“茶論”の3社によって、「野点(のだて)セット」が開発された。

野点とは、屋外で茶または抹茶をいれて愉しむ茶会のことをいう。茶室で行う「茶道」では流派に基づいた所作や道具が求められるが、野点はこうした格式にとらわれず、自然の中で誰もが自由に一服できるのが特徴となる。

2016年にはじめて「野点セット」を発売すると、即売り切れ。その人気ぶりから2020年に茶論(さろん)を加え、仕覆(しふく)の素材を大きく変更したものを発売すると、またもや即完売。そして、今回は茶筅・茶筅筒(ちゃせんづつ)・茶器(ちゃき)の素材や仕様をアップデートし、よりコンパクトかつ機能を凝縮し、美しい佇まいに仕上げ、茶道未経験者でも気軽に愉しめるように、現代のアウトドアシーンに合う道具を目指した。

今回の野点セットには、仕覆、茶碗、茶杓、茶筅、茶筅筒、茶器、菓子皿、茶巾の全8アイテムと、しおりが入っている。

1)仕覆(しふく)
道具を入れる袋。表地にSnow Peakのアウトドアの道具でもよく用いられる綿帆布を、口元の紐には茶道具を美しく大切に守る伝統的な仕覆にならい絹組紐を使用。
2)茶碗
軽くて丈夫なチタン製の茶碗は、二重構造で保温性が高いため野外でも冷めにくい作りとなっている。
3)茶杓(ちゃしゃく)4)茶筅(ちゃせん)
抹茶をすくう茶杓と、お茶を点てる茶筅は、茶碗の中に全て納まるよう、奈良の職人が特別に誂えたもの。
5)茶筅筒(ちゃせんづつ)
茶筅を入れておく道具。耐久性に優れた天然木・ウォールナット製を採用。
6)茶器(ちゃき)
山桜を用いた抹茶を入れる茶器は、万が一倒れても中身がこぼれにくいよう、蓋がしっかり閉まるネジ式の仕様に仕立てられている。
7)菓子皿
天然木・メープルを用い、雪峰をイメージした形状になっている。
8)茶巾(ちゃきん)
茶碗を拭うための茶巾は、中川政七商店が創業時から扱い続ける手績み手織りの麻生地で仕立てている。

野点セットは、「シングル」と「ダブル」の2種類。野点セット ダブルには、茶碗と菓子器が2つずつ入っており、相手をもてなすことを通じて、一人で嗜むときとはまた違った心地いい体験ができる。価格は、シングルが35,200円(税込)、ダブルが41,800円(税込)。中川政七商店Snow Peakの公式オンラインショップや、ルミネやタカシマヤなど一部直営店舗にて、4月6日(水)から数量限定で販売される。

「まだお茶を点てたことがない」「道具の扱い方は分からない」という茶道未経験者は、4月初旬頃、茶論監修のWEB動画が公開されるので、ぜひ勉強してみよう。お茶の点て方や野点の魅力が丁寧に解説されている。

自然の中で気軽にお茶を点てて、お茶会を楽しめる「野点セット」。キャンプ場で淹れたてのコーヒーを飲むのも最高だが、この季節、花見やピクニックなどで一服点てて、季節とともに茶を味わうというのも、なんとも乙な体験ではないだろうか。

【参照サイト】中川政七商店
【参照サイト】Snow Peak
【参照サイト】茶論

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明田川蘭

大の旅好き&温泉好き。一人で海外へ、一人で車を走らせて日本の名湯へ。アフリカ大陸と北極南極以外に降り立ち、行った国は30を越え、巡った温泉地は100を超える。沖縄観光メディアの編集者やホテルメディアの立ち上げ経験あり。「旅は人の心を豊かにする」と本気で思い、記事を執筆している。