「すべてのいのちは、つながっている」世界自然遺産に登録された奄美大島からのメッセージ

いのちむきだし奄美大島

世界的に見ても希少な野生動植物が生息する奄美大島は、2021年7月26日に世界自然遺産に登録された。それに際して、奄美大島自然保護協議会は、全国に奄美大島の魅力を発信するとともに、世界自然遺産を後世に残していく目的で、奄美の生物多様性にスポットを当てながら、旅行者の環境保全意識を高めていくことを目的とした「いのち、むきだし。奄美大島」のPRムービーを公開した。

動画には、奄美大島に生息する野生動植物の中から15の生きものたちが登場。動画は、奄美の自然と文化を撮り続けて40年という地元奄美の写真家「浜田太(はまだふとし)」氏と「興克樹(おきかつき)」氏が担当。音楽は、奄美在住のアーティスト元ちとせ氏が今回のために制作された新曲を歌った。

自らの心臓で鳴る鼓動と、奄美の島に生きる力強い生命力に満ちた野生動植物の鼓動、大地や自然の持つ鼓動は全て繋がっている。「すべてのいのちは、つながっている。」ことを一本の動画から力強く感じる。

「いのちを守る旅へ。」という言葉とともに、自然遺産の価値を次世代に継承すべく、サステナブルなアクションに取り組もうとする奄美大島から今後も目が離せない。

【参照サイト】「いのち、むきだし。奄美大島」公式サイト
【参照サイト】奄美大島自然保護協議会

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飯塚彩子

“いつも”の場所にずっといると“いつも”の大切さを時に忘れてしまう。25年間住み慣れた東京を離れ、シンガポール、インドネシア、中国に住み訪れたことで、住・旅・働・学・遊などで自分の居場所をずらすことの力を知ったLivhub編集部メンバー。企画・編集・執筆などを担当。