フリーランス、ノマドワーカーだけでなく、テレワーク、リモートワークを導入した企業に勤務している人が、二拠点、多拠点を移動しながら仕事をし、プライベートを楽しむ生活を望む声も聞かれるようになりました。そうしたニーズを受け、二拠点、多拠点での生活の実現を手助けするサービスも増えています。ここでは、おすすめの二拠点居住・多拠点居住・コリビングサービスをまとめてご紹介します。
ADDress(アドレス)
ADDressは、月額4.4万円からの料金で、登録拠点ならどこでも定額で住むことができるサブスクリプション型の多拠点居住サービスです。株式会社アドレスが運営しています。月額利用料には、電気代・ガス代・水道代が含まれており、敷金・礼金・補償金などの初期費用を必要とせず、何度でも移動できることから、都会の喧騒を離れてリモートワークをするビジネスマンや地元の人との交流を楽しむ人、別荘感覚で利用する人などが活用しています。さまざまなライフプランに応じて、生活拠点を気軽に変えることができる点が魅力です。地方にとっては、都市部に集中していた人口の地方への受け皿ができることで、短期的な観光のみならず、関係人口の増加に伴う消費・地域活動を通じて、地域の価値を高めることにもつながっています。
HafH(ハフ)
HafH(ハフ)は、サービス内で獲得できる「HafHコイン」を使って宿泊する「旅のサブスク」サービスです。観光や出張目的だけでなく「住む」「働く」「日頃の気分転換」など新しい旅のスタイルを提供しています。2022年6月末現在、国内外で約1,000の宿泊施設(ホテル、旅館、ゲストハウスなど)を定額で利用することができます。ホテルを始めとする宿泊施設の定額化と交通事業者との各種提携により、旅をより簡単で、便利なものとし、移動の自由化を通じた新たなライフスタイルを提案しています。
Hostel life
Hostel Lifeは、同社が提供するホステルパスを持つことで、地方と都心での二拠点生活や、各地を転々と移動する多拠点生活を実現できるようにするサービスです。株式会社Little Japanが運営しています。2018年2月に東京浅草橋のゲストハウス「Little Japan」で始まった年間パスの取り組みが元となっており、2021年1月時点で国内28拠点を利用できるようになっています。拠点には、家具、ベッドや冷蔵庫といった生活設備に加え、Wi-Fi完備のため、リモートワークやテレワーク、ワーケーションの用途でもおすすめです。
LivingAnywhere Commons
Living Anywhere Commonsは、拠点を共有し、仲間と共生しながら、自宅やオフィスにしばられることなく、どのような場所にいても好きなように過ごす「Living Anywhere」を実現するための技術やアイデアをともに作っていくコミュニティです。一般社団法人Living Anywhereが運営しています。全国の遊休施設を活用しているため、空き家問題解消の一助にもなっています。
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