ブルガリアの朝ごはんが紡いだ物語
「朝ごはんほど大切なものはない。良い朝は良い一日だから」 あるゲストハウスの小さなキッチンでエスプレッソを一杯、バゲットに生ハムとチーズを頬張りながら彼は言った。静かなのに独りではない空気を持つ人だと思ったのをよく覚えて…
「朝ごはんほど大切なものはない。良い朝は良い一日だから」 あるゲストハウスの小さなキッチンでエスプレッソを一杯、バゲットに生ハムとチーズを頬張りながら彼は言った。静かなのに独りではない空気を持つ人だと思ったのをよく覚えて…
サッカーほど点が入らないスポーツも、なかなか存在しないと思う。 小さい頃習っていたテニスは、一度ラリーが始まればどちらかに必ず点が入る。 兄の影響でよく観戦していたバスケットボールは、1試合40分で100点近く点が入るこ…
あなたとの出会いで、私の人生は大きく変わった。 世界には何十億人もの人がいる。その中のたった一人との出会いが、自分の心を変え、人生に大きく影響を与えるかもしれない。 場所を巡る旅から、人と出会う旅へ 国内外から年間を通し…
鶏の鳴き声で目を覚ます。 少ししっとりとした空気の中、馬のウーフォが早くも朝ごはんを探しに駆ける音が聞こえる。 ログハウスのような家の木製の窓を開けると、遠くまで波のない凪いだ地中海。 ここはバルカン半島の最南端の町。旅…
「人は人に出逢うために旅をするのか、自分に出逢うために旅をするのか」 ・ 北アフリカにありながら、アラブ諸国としてのルーツも強く持ち、地中海側のスペインやポルトガルと深く歴史を分かち合いながら、この土地にモロッコという国…
2023年を通して、タイ北部の都市チェンマイに半年滞在する私がタイ語を学びたいと思った理由。
旅でもノマドライフでも日常生活でも、私がいつもするのは「同じ場所に通う」こと。 同じ店に通い、「馴染みの客」になることで、気づけば彼らのオフの時間を一緒に過ごしたり、おうちにお邪魔したりと、客と店員という垣根を超えた付き…
未知の世界に触れるのは、少し億劫だけどわくわくするもの。新たな世界へ勇気を出して踏み出せば、世界が広がったり、思いがけない出会いがあったりする。 筆者にとって、この未知の世界は「インドネシア語」だったかもしれない。日本語…
「地球の反対側にいる人たちと話をしたんです」 とあるプロジェクトで日本の学生と対面した後、そう嬉しそうに話したのはフランスの田舎の村、ノルマンディー地方の中学生。今回、日本とフランスを繋いだのは丸い「窓」だ。 繋がるきっ…
拠点を探す旅としてうっそうとした自然を求めて訪れた奄美大島。前編は「ときの流れに身をゆだね、奄美時間に浸る旅」から。それでは後編スタートです ー 奄美大島で自然以外に大きく惹かれたもの、それはカフェだった。 カフェなら私…