株式会社SQUEEZE(以下、SQUEEZE)は10月19日、同社が運営する民泊などの短期貸し物件向けクラウドツール「suitebook(スイートブック)」が、株式会社リアルゲイト(以下、リアルゲイト)が運営する複合施設「PORTAL Apartment & Art POINT」のサービスアパートメント運営に導入されたことを公表した。

「PORTAL Apartment & Art POINT」は2017年11月渋谷区桜丘町にオープンする複合施設だ。11階建のヴィンテージマンションをリノベーションし、オフィス、サービスアパートメント(家具付)、アパートメント(家具無)の3タイプで貸し出す。賃料はオフィスで36万円台から、サービスアパートメントで1カ月32万円台から、アパートメントで16万円台からを予定している。
そして、これらのオフィス、居住スペースの他に、入居者・居住者・オフィスメンバーが利用できる「Work Lounge」、入居者専用の「Meeting room」「Rooftop」、入居者だけでなく誰もが気軽に立ち寄ることができるオープンスペース「Back yard cafe」などがある。

suitebookは予約、契約、入金管理、退去後の確認・清掃手配など工数がかかる作業を管理する機能を備えていることから、「PORTAL Apartment & Art POINT」では物件稼働状況や入居者とのコミュニケーション対応などのサービス提供状況を一元管理するために活用される。
SQUEEZEは、ホテル・民泊・旅館・マンスリーマンション事業者といった宿泊事業に特化し、管理物件の予約や清掃管理のシステム部分を切り出したSaaSモデル型サービスとそれに付随するオプションサービスを提供しており、今後もこうしたサービスアパートメントや宿泊施設等にクラウドツールを提供していく方針だ。また、今回の導入においては、サービスアパートメントを起点としたインバウンド観光客とクリエイターの交流を促進したい考えだ。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- 「夏のサントリーニ島はおすすめしません」仏・旅行会社が人気観光地を“ディスる”広告を出したワケ - 2025年7月3日
- オーバーツーリズムを超えて「人口過多」のバリ島。観光は悪なのか - 2025年6月25日
- 「原風景を守る」ための地域需要を。バリ島のハイパーローカルなレストラン - 2025年6月25日
- アジアの旅を、未来へつなぐ学びの場。GSTCとAgodaによるサステナブルツーリズム・アカデミーが開校 - 2025年6月25日
- 森林浴:森とのつながり、その過去、そして私たちの未来 - 2025年3月17日