インターネット通販「PREMOA」を運営する株式会社MOA(以下、MOA)は10月17日、ホステル新規開業サポートおよび運営代行を行うサービス「MOA Agency Operation」を開始したことを公表した。
「MOA Agency Operation」はオフィスビルや雑居ビル、一軒家などを宿泊施設へと用途変更し、開業後の営業活動まで代行するサービスだ。MOAが通販事業で培ったノウハウを生かし、ホステル事業の設計から収益まで全てをサポートする。ホステルの事業開始には「旅館業法」の取得や建築に際する諸手続きが必要となるが、それも代行する。
運営スタイルは従来型ホテルが提供しているサービスのうち「泊まる」部分だけに特化するものだ。食事の提供がない分、低コストでの運営が可能となるうえ、泊食分離が一般的な外国人旅行者にとって便利でリーズナブルな宿として支持を集めることを見込む。
集客は旅館業法の許可を取得することにより幅広く行う。OTAサイトを中心とした多チャンネルでの集客を行い、空室管理を代行する。運営代行については、軌道に乗るまでの1年間を任せ、2年目からはノウハウを引き継ぐスタイルを選択できる。
着手金は一軒家で5万円、オフィスビルや雑居ビル・ホテル等で30万円。成功報酬は一軒家で売上の15%、オフィスビルや雑居ビル・ホテル等で10%だ。民泊とは違い、特区民泊で定められた6泊7日といった宿泊日数の制限や、民泊新法で規定される年間宿泊日数180日以下といった制限などもなく、365日運営可能であることから長期的に安定的な収益を期待できる。
ホステル事業に転用できそうな物件を保有するものの「開業時にしかるべき相談先がない」「管理運営に不安がある」などと悩みを抱えている物件オーナーは検討してみてはいかがだろうか。
【公式サイト】MOA Agency Operation
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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