アプリではじめるIoTアパート経営「TATERU Apartment(タテルアパートメント)」の開発・運営を行う株式会社TATERUと子会社の株式会社TATERU bnb(以下、TATERU bnb社)は、IoTで民泊施設をスマート化する「bnb kit」を導入したIoT民泊アパート「TATERU bnb」を福岡市中心部に3棟同時にオープンした。オープンしたのは「TATERU bnb KOMONDO-MACHI」「TATERU bnb YOSHIZUKA」「TATERU bnb TAKASAGO B」。
TATERU bnb社は「TATERU bnb」の開発・運営をはじめとして「bnb kit(スマートロック・チェックインパッド・TRIP PHONE)」の開発・レンタルなど、IoTを活用した民泊運用サービスを提供している。今回オープンした「TATERU bnb KOMONDO-MACHI」は、IoT民泊アパート「TATERU bnb」第1号物件として開発された。福岡市博多区古門戸町6番20号に所在する1部屋面積23.23㎡からの物件だ。また第2号として開発された「TATERU bnb YOSHIZUKA」は、福岡市博多区吉塚に所在する1部屋面積22.43㎡からの物件、さらに第5号の「TATERU bnb TAKASAGO B」は、福岡市中央区高砂に所在する1部屋面積22.03㎡からの物件だ。各物件とも木造1棟で4部屋を有し、宿泊可能人数は1部屋4人だ。時期によって金額は異なるものの、1部屋料金は税抜平均13,000円、4名宿泊時には1名あたり3,250円からという料金設定で宿泊を受け付ける。
3棟の施設では、地域の魅力に触れることができるよう、福岡で活動するアーティストの作品や地場の伝統工芸品を取り入れている。6月下旬からはオープン記念として古くから郷土芸能として庶民の間で親しまれている博多仁和加の半面を形どった二○加煎餅とのコラボレーションによる「にわかせんぺいポーチ」を先着300名の宿泊者へプレゼントする。
TATERU bnb社企画のIoT⺠泊アパートは、FIT(Foreign Independent Tour)のニーズに対応する新しい形の⺠泊施設だ。FITの形態での旅行を好むユーザーは、移動や宿泊コストを抑え、食事や観光などの体験型サービスを重視する傾向がある。今回の物件は、1室4名まで宿泊することができることから、安価に宿泊したいゲストの利用が見込める。さらに、旅⾏者向けIoTデバイス「TRIP PHONE」をゲストに貸し出すことで、24時間対応のチャットコンシェルジュを通じたレストラン予約や交通案内、観光案内などに対応し、快適な旅を支援する。
TATERU bnb社は、引き続き、ゲストや国内外の旅行者に対し快適な旅を支援、提供するほか、「bnb kit」を通じて蓄積されたデータベースを元にビッグデータを活⽤したIoT⺠泊運⽤における新たなソリューションの開発と提供を⾏う見通しだ。
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(Livhubニュース編集部)


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