レジデンシャルホテルなどの宿泊施設運営事業を展開する株式会社REAH Technologies(リアテクノロジーズ)は11月29日、Osaka Metro(大阪メトロ)と連携し、2021年2月を目標に大阪市浪速区にて、特区民泊制度を活用したレジデンシャルホテル仕様の宿泊施設を開業することを発表した。
リアテクノロジーズは、民泊予約サイト「STAY JAPAN(ステイジャパン)」を運営する株式会社百戦錬磨の施設運営事業が分社化し、2018年11月よりスタートしたベンチャー企業だ。インバウンド特化型のホテルやホステルなどの合法民泊の企画運営のほか、寺社仏閣などのオルタナティブ・ロッジングを舞台とする宿泊スペースの提案を行っている。
![リアテクノロジーズ×大阪メトロ レジデンシャルホテルイメージ](https://livhub.jp/wp-content/uploads/2019/12/reah-technologies-osaka-metro-01-212x300.jpg)
このたびオープンを目指す宿泊施設は、大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」より徒歩4分の立地に誕生する。恵美須町駅は、大阪のランドマークである「通天閣」が徒歩圏内にあるほか、アニメ専門店の集まる日本橋、大阪の2大繁華街のひとつであるなんばも徒歩すぐと、気軽に大阪観光に繰り出すことのできる利便性に優れた立地だ。さらに関西国際空港からのアクセスもよく、国内外から大阪を訪れる観光客が利用しやすい環境といえる。
客室数は全72室を予定しており、無人対応のチェックイン機や物理キー不要のスマートロックの設置などにより、安心かつ快適で新しい形の滞在を提供する。また、ファミリーやグループでも利用できる広々とした空間をつくるほか、宿泊客が大阪の街をより楽しめるよう、大阪メトロと連携したサービスも展開する予定だ。
このたびの連携を受けリアテクノロジーズは、「通天閣のお膝元に位置する新たなレジデンシャルホテルをご利用いただくお客様に大阪という街の魅力を伝えることで、大阪の観光事業のさらなる活性化に貢献してまいります」とコメントしている。
なお、同施設は「Osaka Metro」が土地・建物を所有し、開業に至るまでの市場調査および事業性検証、施設コンセプトワーク、開業後の集客・運営管理をリアテクノロジーズが行う。
観光庁が発表した平成30年の「宿泊旅行統計調査」によると、大阪府の外国人延べ宿泊者数は約1,512万人泊で、前年を29.6%上回った。また宿泊施設タイプ別の客室稼働率も全体で79.6%と高く、東京オリンピック・パラリンピックや大阪万博を控える中、宿泊施設のニーズはさらに伸びていくとみられる。グループや家族で利用できるうえ、大阪メトロと連携したほかにはないサービス提供という強みを活かし、大阪の魅力を多くの国内外の観光客に発信していくことを期待したい。
【ウェブサイト】REAH Technologies(リアテクノロジーズ)
【ウェブサイト】Osaka Metro
【ウェブサイト】宿泊旅行統計調査(平成30年・年間値(確定値))
【関連ページ】大阪府大阪市の民泊・旅館業簡易宿所・特区民泊に関する条例・法規制
【関連ページ】大阪府の民泊・旅館業簡易宿所・特区民泊に関する条例・法規制
(Livhubニュース編集部)
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