民泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営する株式会社百戦錬磨(以下、百戦錬磨)と日本航空株式会社(以下、JAL)は3月26日、秋田県仙北市と協業し「農泊」をテーマとした「農泊ダイナミックパッケージ」を発売開始した。旅行企画・実施はJALグループの旅行会社である株式会社ジャルパックが行う。
仙北市は、教育旅行を中心として農家民泊を積極的に進めている先進モデル地域である一方、さらに交流人口を拡大するために「国内外の個人旅行者」への取組みを課題の一つとしてきた。今回、仙北市と農泊ダイナミックパッケージを通じてさらに協業を進めるJALと百戦錬磨は今年2月、交流人口拡大による地域再生・活性化を目指す資本・業務提携を締結しており、自治体と連携した地方への観光需要の創出に向けて協業を続けている。
今回、その事例の一つとして、仙北市の協力のもと、百戦錬磨の民泊予約サイト「STAY JAPAN」に掲載中の仙北市の農家民泊4施設と、JALの航空券を組み合わせた旅行商品を新たに企画・開発するに至った。農家民泊はJALダイナミックパッケージでは初の取り組みであり、農家ならではの「農作業体験」や地元で収穫した食材を使用した「食事」を組み込んだ宿泊プランを提供する。今後、旅行者のニーズや需要の増加に合わせて掲載施設を増やし販売を強化をする予定だという。
農泊ダイナミックパッケージの予約受付開始は3月26日(月)から、宿泊対象期間は2018年5月7日(月)から2018年10月31日(水)まで、取扱宿泊施設は「農家の宿 星雪館」「民宿 甚吉」「農家民宿 荷葉の郷 喜四郎」「農家民宿 かまど」だ。主な体験メニューは、野菜収穫体験、山菜取り体験、苗植え体験などとなっている。
JALと百戦錬磨は、今後も共通の目的である地域と連携した「交流人口の拡大による地域活性化」を目指し、協業を進める方針だ。
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