ホームアウェイ、九州シェアリングエコノミー推進協会と「福岡プラス1」プロジェクト開始

エクスペディアグループ傘下であり、世界最大級のバケーションレンタル会社であるホームアウェイは5月12日、九州シェアリングエコノミー協会と協力し、福岡市と九州のもう1地域へのルートを訴求するプロジェクト「福岡プラス1」を開始したことを公表した。

福岡プラス1は、九州の地方都市への観光誘致を目的としたシェアリングビジネスを活用した施策を行い、将来的に事業化をめざすプロジェクトだ。福岡には年間490万人のインバウンド旅行者が訪れ、昨年対比32%増と成長している。今後、この福岡の勢いに乗り、九州のその他の県や地域の集客を目指す。

本プロジェクトの現在の対象地域は、福岡県の福岡市、福津市、糸島市、佐賀県の伊万里市、唐津市、有田町だ。まず九州の学生や家族、日本在住外国人、自治体など、100組のモニターによる滞在実験を予定している。

すでに施策のひとつとして、糸島市、伊万里市、有田町で「ライドシェア&ステイ」の実証実験を5月12日より開始している。ライドシェア&ステイは、最寄りの空港、駅からのラストワンマイルの送迎をホームアウェイ経由で提供する宿泊施設とセットにしたサービスだ。

今回、福岡プラス1に協力するホームアウェイは月間約4,000万人が訪問する集客力の高さが強みであり、これまでも広域連携DMOである「せとうちDMO」と瀬戸内地域のインバウンド旅行者の観光推進を目的とした業務提携や、楽天グループ、楽天LIFULL STAY社と民泊サービス提供を通じた地方創生を図る業務提携を行うなど、インバウンド旅行者へのマーケティングや需要拡大へ向けた取り組みを進めてきた。

現在、シェアリングエコノミーの分野では、民泊や車、自転車、体験など、単独のサービスはもちろん、さまざまなツールを組み合わせた新たなサービスが登場している。民泊を起点とするシェアリングエコノミー文化の発展にともない、インバウンド旅行客の観光需要がより幅広い地域へと広がることに期待がかかる。

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(Livhubニュース編集部)