百戦錬磨のグループ企業であるKessha(ケッシャ)株式会社、株式会社アトリエ・天工人(テクト)、日本航空株式会社(JAL)ら3社による「平戸城「城泊」JV」(共同企業体)は7月11日、長崎県平戸市が実施する平戸城の懐柔櫓(かいじゅうやぐら)の宿泊施設化において、正式契約を前提とする基本協定書を締結したことを発表した。これにより、平戸城にて日本初となる「城泊(キャッスルステイ)」が2020年夏に開業する。
平戸城は、日本100名城にも選定されている平戸のシンボルともいえる城だ。このたび、平戸城の大規模改修に合わせ、平戸城の櫓の一つであり、海に面した絶好のロケーションである懐柔櫓(かいじゅうやぐら)を宿泊施設化するための公募を実施した。
平戸市と百戦錬磨は、2017年に共同で「平戸城キャッスルステイ無料宿泊イベント」を実施し、国内外から約7500組の応募を獲得した。これが平戸市の欧米圏の観光集客に寄与したことから、同プロジェクトの着想に至り、日本初の「城泊(キャッスルステイ)」施設が常設化されることとなった。
宿泊施設へと生まれ変わる「平戸城懐柔櫓」は、鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積126.84㎡の広さを誇る。施設の設計・監理は、奄美群島にて伝統的な建築と文化をテーマに、宿泊施設の設計・運営を多数手掛けている天工人が手がける。そして、集客から運営まで体験型宿泊のパイオニアである百戦錬磨グループ(Kesshaおよび百戦錬磨)が全体のプロデュースと施設運営を行う。さらに、世界と地域をつなぐ路線ネットワーク・プロモーションチャネルなどを有する日本航空がプロモーションと送客を担当する。
3社それぞれの強みとノウハウによる事業シナジーを最大限発揮することで、メインターゲットである欧米中心の富裕者層インバウンド旅行者を中心とする、海外に向けた「城泊」ブランドを構築する。さらに「潜伏キリシタン関連遺産」をはじめとする平戸市の観光資源を活用した「体感型観光」の推進により、平戸市、長崎県、九州全域も含め、交流人口の拡大を目指していく。
今年1月のBooking.comの調査によると、従来のホテルとは異なるタイプの宿泊施設が世界の旅行者のトレンドとなっている。「城泊」は城に宿泊できる貴重な体験として、日本だけでなく海外からも高い注目を集めるだろう。「城泊」開業を機に、平戸ならではの歴史や文化を世界に発信し、地域活性につながることを期待したい。
【サービスページ】STAY JAPAN アンバサダー募集 ~ 城泊無料ご招待 ~
【コーポレートサイト】株式会社百戦錬磨
【コーポレートサイト】株式会社アトリエ・天工人
【コーポレートサイト】日本航空株式会社
【参照ページ】2019年は一軒家やツリーハウスが人気!? ブッキング・ドットコムがホテル以外の宿泊施設の魅力を独自分析!世界的調査結果を発表!
(Livhubニュース編集部)
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