荷物一時預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecbo株式会社は3月8日、株式会社そごう・西武(以下、そごう・西武)と業務提携し、3月11日より西武渋谷店「1階案内カウンター」にecbo cloakを導入し、荷物預かりの実証実験を開始することを公表した。ecbo cloakの東京の大手百貨店への導入は初めて。
渋谷は、外国人が新宿・銀座・浅草についで4番目に多く訪れる街だ。しかし、渋谷駅のコインロッカーの総数は約1,400個、うち大型のスーツケースが入るものは約90個と数が少なく、大型の荷物を抱える外国人による荷物の預かりニーズが増している。
今回実証実験が行われる西武渋谷店はそごう・西武の中でも特にインバウンド比率が高く、台湾や香港、中国本土など中華圏からの顧客が7割を占め、荷物預かりに関する要望が多く寄せられていた。そごう・西武は今回のecbo cloak導入により、荷物預かりを付加価値とすることで、インバウンドに対するさらなる「おもてなし」を提供する。
ecbo cloakは2017年1月に東京都内で開始した「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースをもつお店」をつなぐシェアリングサービスだ。ネットで事前予約すると、カフェ・美容院・レンタサイクル・着物レンタル店・神社・郵便局・一部駅構内など100を超える提携先の多種多様なスペースに荷物を預けることができる。現在は、東京、京都、大阪、福岡、沖縄、北海道、愛知など全国の主要な都市で展開しており、国内外の旅行者による旅先での利用はもちろん、イベントの参加時や日常生活での買い物時などさまざまなシーンで利用されている。今後もecbo cloakのサービス提供範囲の拡大により、観光客の身軽な旅を促進することに期待がかかる。
【ウェブサイト】西武渋谷店 B館 (渋谷) – ecbo cloakで荷物預かり
【関連ページ】街カフェで荷物一時預かり。シェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」
(Livhubニュース編集部)
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