日本の地方のユニークな体験型宿泊施設に特化した宿泊予約サイト「STAY JAPAN(ステイジャパン)」を運営する株式会社百戦錬磨(以下、百戦錬磨)は9月4日、全国農業協同組合連合会(以下、JA全農)と戦略的事業パートナーとして農泊事業等を推進することに合意し、8月1日に包括業務提携契約を締結したことを公表した。
提携により、両社は、JAグループによる「農泊」の開業・運営支援、「農業体験・イベント」の企画・運営支援、「農泊関連サイト」の開発・運営、空き家管理サービス事業などで協業する。なお、「農泊」とは、農山漁村において日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しみ、農家民宿、古民家を活用した宿泊施設など、多様な宿泊手段により旅行者にその土地の魅力を味わってもらう農山漁村滞在型旅行を指す。
百戦錬磨は、民泊・農泊のパイオニアとして、創業当時より、農泊の地域活性化に寄与する可能性に着眼し、「地方での新たな観光需要創造」を企業ミッションとして、民泊・農泊予約サイト「STAY JAPAN」の開発・運営、日本全国の受け入れ地域や宿泊施設の開拓・サポート事業を手掛けてきた。同社は9月3日にも「STAY JAPAN」を、農泊、漁師民泊、寺泊、陶芸家泊、古民家泊など、日本ならではのユニークな体験型宿泊施設に特化した宿泊予約サイトへとリニューアルしたことを公表している。また、2020年夏には、日本初となる「城泊」の開業も予定している。
一方のJA全農は、2019年度からの3か年計画における重点施策として、地域のライフラインをささえる事業を強化することを表明している。今回の提携にあたり、インバウンド需要の取り込みや農泊事業などを通じて、地方に人と需要を呼び込み、元気な地域社会づくりを支援するとしている。
【コーポレートサイト】株式会社百戦錬磨
【関連サイト】農泊を中心とした都市と農山漁村の共生・対流:農林水産省
【関連サイト】「農泊」の商標について:農林水産省
【関連ページ】農泊(農山漁村滞在型旅行)とは・意味
(Livhubニュース編集部)
最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- 超サステナブルな音楽フェス!?オランダの「DGTL」参加報告会が開催 - 2024年4月9日
- 資源を“ぐるり”と循環させる暮らしを体験。鹿児島・大崎町のサーキュラーホステルに泊まってみたら - 2024年4月8日
- 台湾のサーキュラー・ソーシャルデザインに会いに行く旅「Repair Our Futures〜つなぎ直す未来〜」 - 2024年3月22日
- “見る”だけが旅じゃない。リトアニアの「触って、聴く」街歩きツアー - 2024年2月26日
- 伊勢志摩・英虞湾の里海から、人と自然の共生とよりよい巡りを考える「サーキュラー・ツーリズム」 - 2023年10月2日