バケーションレンタルサイトのホームアウェイは5月23日、日本航空株式会社(JAL)と戦略的パートナーシップを組み、同日よりホームアウェイの国内外200万件のバケーションレンタル物件をJALのウェブサイトを通じて予約開始したことを公表した。また、両社が注力するハワイ市場への送客に関する共同施策も同日開始した。
これにより、JALのウェブサイトを通じてホームアウェイの物件を予約すると、200円につき1マイルが還元される。また、ハワイ市場の送客に関する共同施策として、5月23日から7月31日までの期間中に、JALウェブサイトの特設ページを経由してホームアウェイでハワイの物件を宿泊予約した先着1,000名に3,000マイルを還元するキャンペーンを実施する。
同施策で予約できるハワイの施設は、日本人に人気のオアフ島のホノルル地区やハワイ島などハワイ州をふくむハワイ全域が対象だ。リピーターに人気のオーシャンフロントのコンドミニアムや、高級タウンハウス、プライベートプールとジャグジーが楽しめる一棟貸しのコテージなど、ハワイらしい滞在を楽しむことのできる施設を用意している。
同日行われた会見では、HomeAway Japan K.Kの日本支社長である木村奈津子氏と、日本航空株式会社のWeb販売部・部長である下瀬浩史氏が登壇した。
木村氏はハワイを選んだ理由として、ファミリーとグループ旅行のニーズが高い地域であり、旅行者のおよそ半数がリピーターであることを挙げた。ホームアウェイの調査によると、バケーションレンタルを利用する約4割は家族旅行だ。また、初めて訪れる旅行者はホテルを選ぶことが多く、土地勘がでてくる2回目以降に、ホテルにくらべ1人あたりの宿泊費が手ごろで、よりプライベート空間を満喫できるバケーションレンタルを選ぶことが増える。そのため、グループ旅行かつリピーターの多いハワイに注力することになったと同氏はコメントした。
続いて下瀬氏は、JALが掲げる今後のコンセプト「Style yourself ~JAL HAWAII~」について紹介した。同コンセプトは、大自然に包まれる「Nature Retreat」、暮らすように旅する「Living Traveler」、旅で美しく健康になる「Travel Wellness」、働き方も自由にする旅「Flexible Worker」の4カテゴリーに分かれており、今回のホームアウェイとの取り組みは「Living Traveler」として展開する。
今回の取り組みを通じて、旅行者の間で「バケーションレンタル」の認知度が上がり、グループでの利用が増えることが期待される。3月のグローバルサイトへの移行を経て、今回の他企業とのコラボレーションを含め、日本でのプロモーションに積極的に乗り出したホームアウェイの今後の動向に引き続き注目だ。
【サービスページ】JAL × HomeAqay
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【関連ページ】HomeAway(ホームアウェイ)
(Livhubニュース編集部)


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