焚き火にテント張り。野外フェス主催チームが、企業向けの「アウトドア研修サービス」を開始

野外フェス「THE CAMP BOOK」を主催するnorosi stand、企業向けのアウトドア研修サービスを開始

野外フェス「THE CAMP BOOK」などを主催するイベント企画・制作チームnorosi standは9月9日、企業の社員などを対象とした「アウトドア研修サービス」を開始したと発表した。なお同サービスは、コロナ禍を含む、これまでの野外イベント企画・制作から得た知見を基に、独自のコロナ対策ガイドラインを設けて実施する。

このたびスタートした研修では、同社のフェスのコンセプトである『共に学び、共に遊ぼう』を掲げ、コロナ禍において、新卒などの社員を集めた研修が思う存分できない企業などに対し、これまで得た野外でのイベントノウハウを基に、社内コミュニケーションの場づくりを行う。

研修内容は、協働プログラムとして、チームビルディングなどの要素を含むアクティビティなどを中心に、テント設営や焚き火、料理プログラムを用意。実施にあたり、同社では事前に企業担当者にヒアリングを行い、企業ごとの悩みや希望に適応した研修を企画・設計していく。

マインドフルネス効果が期待される焚き火を通じて、安心感を得ることにより、自己開示力や共感力が高まるほか、野外での料理体験やテント設営により、「おいしい」や「気持ちがいい」などの感覚を共有することで、「同僚」から「仲間」に変わる瞬間が生まれることが期待できる。また研修は、3Rと呼ばれるRelaxation(ほぐす)、Rest(疲労解消)、Recreation(気分転換)に加え、日常の喧騒を離れ、物理的に自然に触れるRetreat(リトリート)というアプローチが必要となってきているという彼らの考えも基に設計される。

実施会場は現段階で山梨・千葉・長野・神奈川等から選択でき、日帰り・宿泊どちらの選択も可能だ。日々の業務から離れた場所でキャンプの要素を取り入れ、自然に触れながらコミュニケーションをとる研修を構築していく。研修後はアンケートの実施により効果検証し、今後の指導等に使用できる結果を企業担当者へ渡していくという。

新卒アウトドア研修や社員総会など、積極的に自社向けのイベント企画を実施している同社では、社内イベントを通し業務領域外で社員を大切に考えることで、離職率低下や社員帰属意識向上、企業理念の浸透などにつながると「社内イベントの重要性」を提言している。

企業ごとにカスタマイズされた研修を提案してくれる同社の研修プログラムは、コロナ禍での新人研修や内定者確保、社内レクリエーションなどに課題を抱える企業にとって大きなメリットとなるだろう。この機会にぜひ参加してみるのはいかがだろうか。

【参照サイト】株式会社リペア
【参照サイト】norosi stand
【参照サイト】THE CAMP BOOK

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松岡 のぞみ

大手住宅情報サイトや求人サイトの制作経験後、ホテルメディアの運営からインタビュー、記事執筆、編集までを行う。趣味はスノーボードと旅行・温泉。暇さえあれば一人愛車で各地に走り、現地の人との交流やグルメを楽しむ。モットーは「旅は心の洗濯」。