新潟市は5月28日、同市第1号となる特区民泊施設「ガーデンソフィア」を認定した。特区民泊とは、国家戦略特別区域法の規制緩和を活用することで、住宅等での宿泊営業が可能となるものだ。
同施設は、新潟市中心部から車で30分ほどの越前浜地区に位置する木造2階建ての建物だ。もともとは新潟市内の企業が保養所として建てたもので、延べ床面積291.77㎡にリビング1室、和室1室、洋室1室を備える。海側の部屋からは日本海を望むことができ、晴れた日には佐渡島を見ることができる。
近隣には地ビール工場やワイナリーがあり、近くの鯉の養殖場ではエサやり体験を行うことができる。また、近隣施設との連携により、植物染めやガラス細工のワークショップ、ミニトマトの収穫体験などができるのも魅力だ。
宿泊は最大8名まで、英語に対応し、食事なしで1泊1名8,000円、最低2泊の利用が必要となっている。
新潟市は、政令市でありながら、農業・食・自然・文化など多様な田園資源がある。そして、越前浜地区は、日本海に面し、砂丘地の農地や森林などの豊かな自然を有するほか、歴史や文化も多様なことから市の「移住モデル地区」に指定されており、移住者が増えている。
市は、同施設の特区民泊認定を機に越前浜地区へのさらなる移住促進につなげ、市ならではの田園資源を楽しむ場としての活用(グリーンツーリズム)を推進する方針だ。
【参照ページ】特区民泊第1号認定について(新潟市公式ホームページ)
【参照ページ】新潟市特区民泊について
【関連ページ】新潟県の民泊・旅館業簡易宿所・特区民泊に関する条例・法規制
(Livhubニュース編集部)
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