ナショナルサイクルルートに富山湾岸など新たに3コース追加、計6コースに

氷見市富山湾

国土交通省は5月31日、第2次ナショナルサイクルルートとして新たに3つのナショナルサイクルルートを指定した。

新たに追加されたルートは、トカプチ400、太平洋岸自転車道、富山湾岸サイクリングコース。

トカプチ400は、北海道東部の十勝平野を8の字に結ぶ全長403kmのルート。西には大雪山国立公園、東には太平洋が広がる広大で豊かな自然風景と十勝平野に広がる農業・酪農の生活風景がある。

太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市の銚子駅から和歌山県和歌山市の加太港までの全長1,487kmのルート。千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、背景には、世界遺産・富士山をはじめ、日本を代表する観光地・景勝地が多数存在する。

富山湾岸サイクリングコースは、富山県氷見市から朝日町までの全長102kmのルート。背後に立山連峰を望む富山湾は「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟している。また、季節によっては蜃気楼も見える指折りの景勝地だ。

ナショナルサイクルルートは、自転車を通じて優れた観光資源を有機的に連携するサイクルツーリズムの推進により、日本における新たな観光価値を創造し、地域の創生を図るため、国土交通省により創設された。2019年11月の第1次指定では、つくば霞ヶ浦りんりんロード、ビワイチ、しまなみ海道サイクリングロードの3コースが指定されている。

今後、ソフト・ハード両面から一定の水準を満たし、国が指定したナショナルサイクリングルートが国内のみならず、世界に誇るサイクリングルートとして魅力を増していくことが期待される。

【ウェブサイト】ナショナルサイクルルート | GOOD CYCLE JAPAN | 国土交通省

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宗近朗

10歳の頃から、地図と時刻表を持ってひとり旅。米国立公園のレンジャーに憧れ、キャンプインストラクターへ。その後地元に戻り、日本一忙しいレンタサイクルで主に欧米豪の旅人を出迎える。その後、しまなみ海道でサイクリングガイドに。旅を通じて、せとうちのふんわりとした空気感を伝えたい。モットーは「旅と自然から、すべてがまなべる」。