スマートロックのRemoteLOCKと自動精算機「RONT®︎」が連携

株式会社構造計画研究所は9月20日、同社が日本での販売とサービスを提供するスマートロックの「RemoteLOCK」と、株式会社POSSIBLEが提供する自動精算機「RONT®︎」が連携を開始したことを公表した。

RONT®︎はパスポート撮影などの電子宿帳機能を備えた多機能精算機だ。QRコードによる各種決済とレシート発行、パスポート情報の取得を含めたチェックイン・チェックアウト機能を備えている。ホテルシステム(PMS)と接続することができ、現金対応の標準仕様機は税別158万円から導入できる。宿泊客はRONT®︎でチェックインをすると、レシートに宿泊客専用の客室の暗証番号が印字される。

一方、RemoteLOCKは、クラウドシステムから発行した暗証番号で開錠する仕組みのスマートロックだ。開発元のLockState社は世界最大手の民泊仲介サイトである米国Airbnb社の世界でも数少ないグローバルパートナーとして認定されている。電源工事不要で遠隔管理でき、ワイヤレスかつ物理キー不要で運用できる。暗証番号は、宿泊するグループごとに異なるものを発行可、宿泊期間中のみ有効、チェックアウト時刻後は無効になり再入室ができない仕様となっており、セキュリティに配慮されている。

今回の両機の連携により、フロントスタッフの業務の自動化が可能となった。まず、チェックインの受付時に生じる宿帳の記入、そして、カード・現金等による現地決済とレシートの発行等の支払い対応を自動精算機の端末で実施できるようになった。また、通常生じるその後のルームキーの手渡しの業務も、客室の暗証番号がレシートに印字されているため不要となるほか、チェックアウトの処理とルームキーの受け取りについても、そもそもルームキーが不要のため返却の必要がなく、暗証番号はチェックアウトの時刻で無効となる仕組みのため、チェックアウトの処理も不要となる。なお、このチェックアウト時刻での暗証番号の無効化については施設で利用しているホテルシステム(PMS)等とRONT®︎を接続することで利用可能だ。

RemoteLOCKシリーズはワイヤレスのホテルロック「7i」や自動ドア(エントランス)対応製品「TOBIRA」などがあり、国内宿泊施設への導入が進んでいる。今回の連携により、宿泊施設運用の省人化とともに宿泊客に生じる煩雑なチェックイン・アウト手続きの解消に向け、さらに利便性が高まったRemoteLOCKシリーズの導入を検討してみてはいかがだろうか。

【ウェブサイト】RemoteLOCK 民泊オーナーに選ばれるスマートロック
【関連ページ】【スマートロック】RemoteLock
【コーポレートサイト】株式会社構造計画研究所

(Livhubニュース編集部)

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