ホテル、住居、ワーキングスペースなどを展開し急成長している、インド発で世界第2位のホテルチェーン・OYO Hotels & Homes(オヨ ホテルズアンドホームズ)は10月23日、OYO Hotels Japan(オヨ ホテルズジャパン)合同会社が正式に日本での本格ローンチを開始したことを発表した。これにより人気観光地の東京、大阪、京都をはじめ日本全国50か所以上の都市で100軒以上のホテルが展開される。
ソフトバンクグループとのジョイントベンチャーとして2019年4月に合弁会社を設立したOYO Hotels Japanは、OYOの創設者の一人であり、OYOの数々のグローバルビジネスを成功させてきたプラスン・チョードリー氏をオペレーティング・パートナーに任命したこともあわせて発表した。革新的なビジネスモデルとテクノロジーを駆使したオペレーションにより、日本や海外からの旅行客に快適で便利な宿泊施設を提供することで「living the good life」を実感してもらうとともに、日本のホテルオーナーにビジネスの機会を提供する意向だ。
OYOは、デザイン、ホスピタリティ、テクノロジー、金融、オペレーションなど、専門的な知見を活用したビジネスモデルを世界中のホテルオーナーに提供している。収益性の向上、投資の獲得、ホテルの改良、そして良質なサービスの提供を可能とすることで、すべてのOYOのホテルで高い稼働率と収益率を得ることに成功。現在、世界中で35,000以上のホテルを展開している。
また、革新的で質の良い宿泊施設は「Quality living spaceの提供」というOYOのモットーとともに新しいおもてなしのあり方を提案しており、Airbnb、ソフトバンク・ビジョン・ファンド、Lightspeed Venture Partners、Greenoaks Capital、Sequoia India、Hero Enterpriseなど、世界のトップ企業がOYO Hotels & Homesの事業に投資している。
このたびの日本での本格ローンチについて、OYO Hotels & HomesグループCEO兼創業者のリテシュ・アガルワル氏は「世界中の32億人の中所得者層の旅行者に満足いただける、すばらしいおもてなしを体験していただきたいと思います。日本ならびに世界中の国々で事業を拡大するため、これからも投資を続けていくつもりです。」とコメントしている。またOYO Hotels Japan合同会社オペレーティング・パートナーのプラスン・チョードリー氏は「わずか半年間で100を超えるホテル展開に到達できたことは大きな成果。今後も質の良いサービスを提供し、ホテル経営者が持続可能なビジネスを展開できるよう支援します。」と述べている。
OYOは今年2月、ヤフー株式会社との合弁会社「OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社」を設立。3月より開始した、敷金・礼金・仲介手数料0円、全部屋家具家電付きの賃貸物件を提供する賃貸サービス「OYO LIFE(オヨ ライフ)」は不動産業界だけでなく宿泊業界でも大きな注目を集めたことは記憶に新しい。このたびのOYOのホテル事業本格ローンチにより、日本の宿泊業界の在り方はますます変化していくだろう。今後も同社の動向は、さまざまな業界から注目を集めそうだ。
【関連サイト】OYO Hotels & Homes
【関連サイト】OYO LIFE
(Livhubニュース編集部)
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