民泊運用管理システム「m2m Systems」を展開するmatsuri technorogies株式会社(以下、マツリテクノロジーズ)は6月29日、ファンドの開発・運用を行う株式会社ファンドクリエーションと「二毛作民泊パートナーシップ」として業務提携を結び、二毛作運用物件に共同で投資する「民泊・マンスリーファンド」を同日設立し、運用を開始したことを公表した。
民泊・マンスリーファンドとは、住宅宿泊事業法下で運営する民泊物件において、年間営業日数180日までを民泊、残り日数をマンスリーとして貸し出す二毛作運用物件に投資家が共同で投資する仕組みだ。
同提携では、マツリテクノロジーズは民泊用途物件の申請から運営まで行い、マンスリーマンション運用は、ファンドクリエーション社連結子会社である株式会社FCパートナーズを中心としたマンスリー・マンション事業者が行う。これにより収益の増加を図るとともに、不動産投資の窓口を広げ、資金循環の活性化と民泊事業を用いた空室運用の新たなケースを創出する。また、マツリテクノロジーズは、Airbnbが公表した産業横断型のパートナーシップ「Airbnb Partners」にも名を連ねており、Airbnbとも協調しながら運用を進めるとしている。
新規ファンドの組成については、ファンドクリエーション社のファンド開発の専門集団が、形成と運営、出資者募集を行う。具体的に、同社のファンド開発部門が、情報収集や企画、立案、組成支援などを行うとともに、社外の弁護士、会計士、税理士等とのネットワークを活用し、法規制、税制等について検討を重ね、投資家にとって最適な構造を選択する。
そしてファンドの運用については、まずマツリテクノロジーズとファンドクリエーション社グループの出資でファンドを設定する。その後は、2018年12月までの出資期間に外部投資家から資金調達を行い、10億円規模までファンドを拡大し、投資案件の拡充を図る見通しだ。さらに、同ファンドの設立実績をもとに第2号ファンド、3号ファンドへ展開を進めるとしている。
二毛作民泊パートナーシップは、5月1日よりマツリテクノロジーズが開始した住宅宿泊事業と管理業に携わる民泊ホストを対象としたサービスだ。m2m Systemsをはじめとする民泊事業をスムーズに行うための支援サービスだけではサポートしきれなかった部分を、他業者と連携することでワンストップおよび部分的に支援する。
マツリテクノロジーズはこれまで、ミラノバとの業務提携による行政書士の民泊物件登録サポートや、住宅住宅事業者共済会による二毛作民泊に対応した民泊補償プランを二毛作パートナーシップの取り組みとして提供してきた。今回の民泊・マンスリーファンドは二毛作パートナーシップ第3弾のサービスとなる。
同社と他社サービスによる二毛作民泊パートナーシップが発展することで、二毛作運用物件オーナーの運営基盤がより整うことが期待される。
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(Livhubニュース編集部)
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