民泊運営管理システム「m2m Systems」を展開するmatsuri technologies株式会社(以下、マツリテクノロジーズ)は5月11日、民泊と短期賃貸の両方に対応した補償「住宅事業者総合補償 マンスリー・民泊安心プラン」との連携を開始した。
本プランは対象戸室内にある被補償者が所有する設備・備品等について、火災、風水災、漏水、盗難などの事故により損害が生じた場合を補償するとともに、住宅宿泊関連事業において被補償者が負担するさまざまな修理費用や賠償責任などによる損害を補償するサービスだ。二毛作民泊向けの補償であり、ひとつのプランで民泊とマンスリーいずれの運用にも対応する。用途変更の通知は不要であり、補償対象となる戸室の変更はオンラインで行えるため、手続きに関する手間も抑えられる。料金は物件の構造や面積、築年数に関係なく、一律で年間16,800円だ。
補償対象の例として、鍋の空焚きによる火事や、洗濯機のホースが外れて床が浸水した等の「オーナーへの賠償責任」、利用者の過失でベランダの柵が壊れたときや、壁にかけていた絵画が地震で落ちた等の「ホストが緊急に負担した戸室の修理費用」、何者かに戸室内のパソコンを盗まれた等の「戸室利用者への賠償責任」、落雷によるテレビの故障等の「戸室内の設備・備品に対する損害」といった幅広いケースに対応している。
マンスリー・民泊安心プランは多くのインバウンド事業者が加盟する住宅宿泊事業者共済会による補償サービスであり、マツリテクノロジーズをとおして申し込むと特典を受けることができる。
マツリテクノロジーズは5月1日より民泊ホストを対象とした新サービス「二毛作民泊パートナーシップ」を開始しており、二毛作民泊を運用する事業者の手間やコスト削減、売り上げ向上などを目的としたサービス提供を進めている。今回の補償プランとの連携も、二毛作民泊パートナーシップの取り組みのひとつだ。
住宅宿泊事業法(民泊新法)施行となる6月15日まで1か月をきった。新法施行後の民泊の運用にあたって二毛作民泊は注目されている一方、運用にあたっては知識も手間も必要となるため、二毛作専用のサポートは多くの事業者にとって欠かせないものとなりそうだ。
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(Livhubニュース編集部)


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