IoT民泊アパート「TATERU bnb」福岡市で8月2日に3棟同時オープン

アプリではじめるIoTアパート経営「TATERU Apartment(タテルアパートメント)」の開発・運営を行う株式会社TATERUと子会社の株式会社TATERU bnbは8月2日、IoTで民泊施設をスマート化する「bnb kit」を導入したIoT民泊アパート「TATERU bnb」を福岡市中心部に3棟同時にオープンした。オープンしたのは「TATERU bnb SUMIYOSHI」「TATERU bnb SUMIYOSHI 03」「TATERU bnb TOJIN-MACHI」。

TATERU bnb社は「TATERU bnb」の開発・運営をはじめとして「bnb kit(スマートロック・チェックインパッド・TRIP PHONE)」の開発・レンタルなど、IoTを活用した民泊運用サービスを提供している。

今回オープンした「TATERU bnb SUMIYOSHI」「TATERU bnb SUMIYOSHI 03」は、それぞれ「TATERU bnb」第6号と第8号物件として開発された福岡市博多区住吉に所在する1部屋面積19.90㎡からの物件だ。また「TATERU bnb TOJIN-MACHI」は、「TATERU bnb」第9号として開発された福岡市中央区唐人町に所在する1部屋面積19.14㎡からの物件だ。いずれも木造1棟で4~6部屋を有し、宿泊可能人数は1部屋4人となっている。時期によって金額は異なるものの、1部屋料金は税抜平均13,000円、4名宿泊時には1名あたり3,250円からという料金設定で宿泊を受け付ける。

3棟の施設では、地域の魅力に触れることができるよう、「博多織パネル」「いぐさインテリア」「孫次凧(まごじだこ)」といった福岡で活動するアーティストの作品や地場の伝統工芸品を取り入れている。

IoT民泊アパート「TATERU bnb」福岡

TATERU bnb社企画のIoT⺠泊アパートは、FIT(Foreign Independent Tour)のニーズにも対応する新しい形の⺠泊施設だ。FITの形態での旅行を好むユーザーは、移動や宿泊コストを抑え、食事や観光などの体験型サービスを重視する傾向がある。また、今回開発される各物件は、1室4名まで宿泊することができることから、安価に宿泊したいファミリー層や学生グループなどの利用も見込める。さらに、旅⾏者向けIoTデバイス「TRIP PHONE」をゲストに貸し出すことで、24時間対応のチャットコンシェルジュを通じたレストラン予約や交通案内、観光案内などに対応し、快適な旅を支援している。

TATERU bnb社は今回オープンした施設のほかに、すでに福岡市内に3棟の施設をオープンしており、今後も複数の施設の立ち上げを予定している。現在同社が取得中のビッグデータを活用した各種のソリューションの開発と提供にも引き続き期待だ。

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(Livhubニュース編集部)